講談社学術文庫<br> ジークフリート伝説―ワーグナー『指環』の源流

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講談社学術文庫
ジークフリート伝説―ワーグナー『指環』の源流

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061596870
  • NDC分類 941
  • Cコード C0198

出版社内容情報

ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』は、多くの音楽ファンの心を烈しく揺さぶる一大傑作である。その主人公ジークフリートのルーツはどこにあるのか。古代ゲルマンの「竜退治」「財宝獲得」の英雄伝説や北欧の伝承『歌謡エッダ』『サガ』などの系譜を辿り、また、主人公の人間像と楽劇の魅力を徹底的に読み解き、ドイツ文化の特質とその精神の核心に鋭く迫る。

第1章 ニーベルンゲン伝説の生成
第2章 北欧への伝承
第3章 ドイツ中世英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』
第4章 新しいタイプの伝承
第5章 ドイツ・ロマン派による伝承
第6章 19世紀における戯曲作品
第7章 ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』4部作
第8章 20世紀のジークフリート伝説
結び ジークフリート伝説の系譜


石川 栄作[イシカワ エイサク]
著・文・その他

内容説明

ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』は、多くの音楽ファンの心を烈しく揺さぶる一大傑作である。その主人公ジークフリートのルーツはどこにあるのか。古代ゲルマンの「竜退治」「財宝獲得」の英雄伝説や北欧の伝承『歌謡エッダ』『サガ』などの系譜を辿り、また、主人公の人間像と楽劇の魅力を徹底的に読み解き、ドイツ文化の特質とその精神の核心に鋭く迫る。

目次

第1章 ニーベルンゲン伝説の生成
第2章 北欧への伝承
第3章 ドイツ中世英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』
第4章 新しいタイプの伝承
第5章 ドイツ・ロマン派による伝承
第6章 十九世紀における戯曲作品
第7章 ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』四部作
第8章 二十世紀のジークフリート伝説
結び ジークフリート伝説の系譜

著者等紹介

石川栄作[イシカワエイサク]
1951年、高知県生まれ。福岡大学人文学部独語学科卒業、九州大学大学院修士課程修了。ドイツ中世文学専攻。現在、徳島大学総合科学部教授。文学博士。日本独文学会、日本ワーグナー協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よみ

10
ジークフリートが好きだから読みました!シグルドも好きです!…ってソシャゲの話はさておき、著者の石川さんはこの分野の第一人者なのだろうなぁ、と鋭い洞察と深い知識に感服。2019/03/23

みよちゃん

6
好きなニーベルングの指環の詳細が書かれ、参考になりました。ワーグナーの曲はあまり聞いてないですが、指輪の力や英雄の最期の描き方がドラマティックで何度読んでも面白い事を再認識した。2018/11/16

サアベドラ

3
中世アイスランドの『ヴォルスンガサガ』、『ティードレクスサガ』、ドイツの『ニーベルンゲンの歌』、ヴァーグナーの『ニーベルングの指環』など、一連のジークフリート伝説群のあらすじが時系列順に並べてある。未訳・入手困難な作品の概要が読めるのはありがたい。2009/12/01

Yossan

2
同じジークフリート伝説でも、ヴォルスンガ・サガやニーベルンゲンの歌以外、微妙に背景や人物の相関関係が違う物語を学べて、勉強になりました。2020/07/24

結城あすか

2
これはワーグナーの『ニーベルンゲンの指環』に描かれてるジークフリートの物語を中世文学『ニーベルンゲンの歌』やその源流となるドイツ古謡、北欧神話のシグルト伝説まで遡って、その変遷を見ていく本だにょ。本格的に物語を知ろうと思ったらそれぞれ原典に当たるしか無いのだけど、そのためのガイドブックとしては適当な本だと思うにょ。2005/12/26

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