内容説明
源氏が隠れて数年が過ぎ、物語は「宇治十帖」へ。宇治に隠棲する源氏の異母弟・八宮のもとへ親しく通うようになった薫は、その地で自分の出生の秘密を知らされる。そして八宮の姫君たちとの運命的な出会い―。完訳『源氏』第六巻は「橋姫」から「東屋」までを収録。匂宮と薫、二人の貴公子が織りなす恋愛絵巻のゆくえは。
目次
橋姫
椎本
総角
早蕨
宿木
東屋
著者等紹介
今泉忠義[イマイズミタダヨシ]
1900年愛知県生まれ。1923年国学院大学文学部卒業。国学院大学名誉教授。文学博士。1976年没
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