講談社学術文庫<br> ゲシュタポ・狂気の歴史

講談社学術文庫
ゲシュタポ・狂気の歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061594333
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0122

内容説明

数百万の生命を奪い、魂を苦悶させたナチ権力の中枢・ゲシュタポ。それは暴力と情報が結合した「装置」だった。この“悪魔の機械”は、どのように誕生し暴走したのか。そして、その力の源はどこにあったのか。戦後、ナチの戦犯・協力者取り調べの任にあたったフランス人警察官が、膨大な資料と証言をとおして全欧州を巻き込んだ狂気の実像を描く、異色の人間研究。

目次

序章 狂気のはじまり―1919~33年
第1章 ナチズムへの道―1933~34年
第2章 権力の中枢・ゲシュタポ―1934~35年
第3章 粛清と暗闘―1935~36年
第4章 侵略開始―1936~39年
第5章 戦争のなかのゲシュタポ―1940年
第6章 迫害・拷問・虐殺―1940~44年
第7章 狂気の終焉―1944~45年

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Richard Thornburg

4
感想:★★★★  予備知識なしに読み進めると消化不良になるかもしれませんが、この手の本ではお約束のSA,SS,SD,RSHA等々とお約束の面々が登場します。 歴史的背景等の解説がついていますので、中学/高校時代の歴史の授業でほとんど省略されてしまうWWI~WWIIあたりのドイツ国内事情や体制などは充分に理解できるのではないかと思います。 ドイツという国は機械でも組織でも何かを作らせたら一流だということを再認識させられますが、暴走に至るプロセスやメカニズムを史実からしっかりと学ぶことも大切だと思います。2013/05/31

sekaisi

2
ゲシュタポとソ連共産党が組んでいたら…恐ろしい。2020/06/07

フェイ

1
ナチスドイツの秘密警察、ゲシュタポの創設から破滅までを詳細に書いた本。 創設者ゲーリングやそれを受け継いで発展させたヒムラー、そして彼らに従う幹部達とゲシュタポを巡る様々な事件について描かれており、非常に読みやすい。ただ、幹部達を中心に据えて歴史に沿って書いているため、ゲシュタポの具体的な組織図や彼らのとった手法についてはあまり乗っていないのは残念。

奈良原綾

0
資料関係を集める一環ですな。色々とネタに使えそうな内容です。2010/02/25

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