講談社学術文庫<br> 差異としての場所

講談社学術文庫
差異としての場所

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  • サイズ 文庫判/ページ数 326p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061592308
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0110

目次

交通について
文体について
場所についての三章
形式化の諸問題
検閲と近代・日本・文学
批評とポスト・モダン
無作為の権力
唐十郎の劇と小説
仏教について―武田泰淳
小島信夫論〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

12
「日本の閉じられた言説体系のなかでは、どんな多様な散乱や無方向な生成があろうと、根底でそれらは安定的な均衡に到達する。この「自然」がおびやかされないかぎりにおいて、日本の言説体系(空間)は、外部に対して無制限に開かれている」と述べる日本論を目当てに読む。丸山眞男がすべてを飲み込む文化を神道的として論じたのと、大筋では同じ路線の話。欺瞞を暴く思想すらその裏でどれだけ欺瞞に絡め取られているか暴くのを、一流作家から庶民まで誰もが得意とするこの国では、体系的構築へのアンチはアンチの役割を果たせないと苛立ちを記す。2021/08/14

amanon

3
自分の無知と読みの浅さをさらけ出すようだが、「柄谷は一体何を目指し、何を是とし、非としたのか?」ということをつい考えてしまった。明晰な文体ではあるが、結局何が言いたいのか、よく分からず。それでも何となし刺激的なのでつい読み進めてしまう。こういう物の書き方をする人が、柄谷以降殆ど出てこなかったのは、当然だとも思うけれど、その一方で惜しい気もする。また、後書きでも触れている通り、本書は所謂ニューア・アカが持て囃された時代の評論が収められているということで、今一度柄谷の仕事を包括的に見直す必要性を感じた。2014/09/25

七忍ミイラ

2
「場所についての三章」。柄谷は、有島武郎『或る女』のある部分に注目する。女主人公が求婚者を追ってアメリカへ行く途中の船上で船員に恋をし上陸せずに引き返すというところを、だ。それは有島の文学史の位置に似ている。日本でもなくアメリカでもなく、ただ差異性としてのみあるような空間。所属=空間から逸脱するような「場所」として、船はまさしく、そのようにある。「海」の上を彷徨うこと。差異性が常に反復されるものとしての存在。柄谷のこのテクストは、差異を考える上で非常に重要。2017/11/20

なっぢ@断捨離実行中

2
本書は『隠喩としての建築』と『批評とポストモダン』から構成したと書いてある通り、ほとんど読む必要のない本だった。コレクション用。2017/01/02

 

1
再読。2017/08/07

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