内容説明
若者に向けて著者が語りかける講演、随想集。巻頭の「無明と世界友好」「最高の精神的理想」をはじめ「大地と宗教」「行脚の意義に就いて」「生物愛護」など、各篇を一貫して流れるのは東洋思想の精髄である。本書は単なる学識、教義の解説ではなく、深い宗教体験に基づく時代を超越した識見と洞察に充ちている。
目次
その1(無明と世界友好;最高の精神的理想;人間性の半面;物の両面性と矛盾性;大地と宗教)
その2(禅堂の思い出;禅僧生活;現代における達摩壁観の意義;行脚の意義に就いて)
その3(超個我に生きる;信仰の確立;生物愛護;水仙;衆生無辺誓願度)