講談社現代新書<br> 鉄道ひとつばなし

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講談社現代新書
鉄道ひとつばなし

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  • サイズ 新書判/ページ数 281p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061496804
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0230

出版社内容情報

大正天皇と鉄道の関係、海の見える車窓10選、「ひかり」「のぞみ」のルーツ、痴漢発生の条件……話題の名コラム、待望の電子書籍化鉄道から日本社会の本質が見えてくる! 明治以降くり返された天皇の御幸は、鉄道なしにはありえなかった。日本人の時間意識と時刻表の関係、駅名に関する考察など、いま話題の名コラムがついに電子書籍化! (講談社現代新書)

[序章]思索の源泉としての鉄道
[第1章]天皇と鉄道
[第2章]鉄道をめぐる人物論
[第3章]急行・特急・通勤快速
[第4章]歴史の駆動車としての鉄道
[第5章]私の鉄道体験記
[第6章]駅・駅の名・駅のそば
[第7章]風俗と風景
[第8章]鉄道比較文化論


原 武史[ハラ タケシ]
著・文・その他

内容説明

ひとびとを運び、歴史を動かしてきた鉄道。日本の近現代の歩みと地域差、日本人の時間意識まで―鉄道の見方が変わる珠玉の全76話。

目次

序章 思索の源泉としての鉄道
第1章 天皇と鉄道
第2章 鉄道をめぐる人物論
第3章 急行・特急・通勤快速
第4章 歴史の駆動車としての鉄道
第5章 私の鉄道体験記
第6章 駅・駅の名・駅のそば
第7章 風俗と風景
第8章 鉄道比較文化論

著者等紹介

原武史[ハラタケシ]
1962年、東京生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程中退。現在、明治学院大学助教授、国際日本文化研究センター客員助教授。著書に『「民都」大阪対「帝都」東京』(サントリー学芸賞)―講談社選書メチエ、『大正天皇』(毎日出版文化賞)―朝日選書など
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

105
鉄道マニアの方にとってはたまらない本だと思います。私は講談社のPR誌「本」に連載されているときに時たま読んでいたのですが、今は3冊にまとまって出されているので順次読んでみることにしました。一つ一つのコラムが楽しく特に「横須賀線は死んだ」というコラムは利用している私にとってもまさにその通りといいたい気がしました。1930年には東京横須賀間がわずか1時間8分だったのが今はそれ以上ということだそうです。2015/10/27

mitei

24
著者の鉄道に関する知識は半端ないなと思う。そして歴代天皇と電車の関係も描いた画期的な物になっている。2011/04/04

たかしくん。

21
ざっと再読。著者はきっと四谷大塚に通っていたのでしょうね。新宿を正午直後発の出発前の客車を、毎週のように乗ってはお弁当を食べていたという回想が妙に心に残ります。私自身も、当時、朝8時にまさにあずさ2号が新宿駅を出発するシーンを隣のホームで毎週見てました!2017/02/18

ドナルド@灯れ松明の火

21
鉄道に関するエッセイ(コラムを集めたもの)と思ったら、なかなか示唆に富んだ明治大正の鉄道歴史に関わる薀蓄っぽいものも含まれていて読みでがあった。天皇家の全国への行幸・視察と鉄道発展の関わり、日本人が時間に正確になった基は鉄道にある等は成程と感心。宮脇さんを尊敬している著者が宮脇さん風に記す後半も趣があった。お薦め2015/11/14

baboocon

16
鉄オタ向けではないと著者はいうが、けっこうディープな話ばかりな気がするんですが・・・。でも楽しめた。鉄道が明治・大正・昭和にかけて天皇の神格に与えた影響は興味深かった。また「ひかり」や「のぞみ」のネーミングの由来が戦前の朝鮮半島の京義線から来ていたというのは驚き。以前読んだ「ローカルバスの終点へ」の宮脇俊三さんの名前が何度も出てくるが、この方は有名な鉄道マニア作家だったらしい(無知)。日本各地の路面電車に関する話は、ちょうど数日前に会話の中にのぼっていたので個人的にタイムリー?だった。2011/11/22

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