講談社現代新書<br> 日本の軍事システム―自衛隊装備の問題点

講談社現代新書
日本の軍事システム―自衛隊装備の問題点

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061495432
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0231

内容説明

年に九五〇〇億円もの装備は有事に無力?陸・海・空の最新計画を徹底的に検証。

目次

第1章 抑止力のために
第2章 日米相互運用型装備
第3章 専守防衛戦略の装備
第4章 「戦争以外の作戦」に備えて
第5章 日本の防衛産業を考える

著者等紹介

江畑謙介[エバタケンスケ]
1949年、千葉県銚子市生まれ。1981年、上智大学大学院修了。1983年より英ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー誌の日本通信員。1995年、ストックホルム国際平和研究所客員研究員。著書に『アメリカの軍事戦略』『日本の安全保障』―講談社現代新書、『兵器の常識・非常識』―並木書房―など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

stroatman

4
2001年に書かれたものなので、当然現在の事情とは若干異なる。例えば空中給油機は今は自衛隊に配備されているし、隣国との情勢、国内の法整備も。しかし、国民が軍事または政治に無関心なのは変わっていない。大日本帝国軍の時代は現状分析部よりも戦略立案部の方が力が強かった=お金がある、と聞いたことがあるけど、それは現代も変わってないんだなぁとしみじみ思った2015/10/01

Humbaba

4
日本は、自分で自分の自由を縛っている。国防費とは、自分たちの税金であるのだから、その使い方を考えることは大切な事であるもっとも高いコストパフォーマンスを求めるのならば、明らかに今の日本の政治が目指すものは間違っている。2010/03/28

肉欲棒太郎

3
自衛隊の装備を主に「費用」の観点から検証。日本には色んな面で他の国とは違う特有の事情があることを考慮した場合、現在の自衛隊の装備には色々とコスパが悪かったり実用性が乏しかったりするものがあるということが分かった。2001年の本だが、この時点で既にオスプレイ(本書の表記では「オスプリ」)に言及しているとは。2017/04/08

Rusty

2
海に囲まれ山が多い地理的条件、専守防衛の防衛戦略、災害支援時の活動などを踏まえて、自衛隊装備(調達・開発にも触れながら)について検証している。国民の税金で購入される自衛隊装備について、国民はもっと関心を持って議論すべきとの意見は確かに正しいが、現実としては敷居が高いとも思う。ただ、戦車は日本にほぼ必要ないと思った。戦場に輸送するのが困難、使える場所もあまりない、本土侵攻を許すころは9割方負けてるだろう。10式は大層優秀だと言われるけども、そんな問題じゃない。これくらいの話はもっと議論されるべきではないか。2014/06/27

ともたか

2
古くはなっているがいろいろなことをよく見ている。彼がもう少し長生きしていたら 今の尖閣諸島や竹島について何を語っただろうか。 生きてる時は軍事オタクとしてしか考えていなかったが 今は惜しい奴を亡くしたと思っている。 帰って来いよ。無理か。 2013/03/07

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