内容説明
「傍観者」は人を愛さない。「ニヒリスト」は人を愛さない。「彼ら」は自分自身を愛することもできない。自分の中にもある「彼ら」を克服し、交感への願いを解放すること。内なる声に応じ、自ら存在を賭けることが「親友」「恋人」を可能にする。自分の港へたどりつくための指針を示す。
目次
第1章 アンガジェーとアウトサイダー
第2章 友情―人間関係の基本
第3章 男女の友情
第4章 To likeということ
第5章 To loveということ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
t_hirosaki(t_hirosaki)
2
読んでは見たもののよくわかんないというのが本音。よくある道徳的なことを書いてあるような気もするし、それを超越したすごいことを書いてあるような気もする。あとはA.マチャドどんだけ好きやねんっていう浅い感想とか。ただ、時々出てくる比喩の言葉には非常に腑に落ちるものがあった。汚れていないテニスラケットはぴかぴかだがあんまり意味ねえ、みたいなやつ。それは傷つきたくないとか今の自分を変えたくないとか、そういう怠惰さと戦う強い武器になるように思う。まあこの本を通じて自分のわからんとこで多少感情が動いてればいいや2013/03/25
こめっしー
2
ものすごく綺麗な理想論ではあるけれど、時々こういう理想に回帰するのも確かに必要かもしれない。浄化される。「親友を作りたければ、憧れを作りなさい。」という言葉が印象的。親友、いるかなぁ、いないかもなぁ。2013/03/03
akimi
1
アガペーと同じく15年ほど前に購入した本の再々々…読。友情や愛情について水が流れるがごとく自然に教えてくれた。自分の中から湧き出る愛情の方向性とか、いろいろと教わった気がする。実践できているかと問われると顔をそむけますが(苦笑)
Sana
0
以前も読んでわからなくて、でも、たくさん線引いてあるし、確かにその部分は頷くんだけど、自分に保身の構えがあるからか、やっぱりわからないなぁと思いました。2014/03/04
茅野
0
貰い物の一冊。一気読み。アウトサイダーの対立概念としてのアンガジェ。著者がマチャドが凄く好きだということが伝わった。2020/09/20