感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
100
この巻はトルストイについて書かれています。トルストイの日本の白樺派に与えた影響などから始まりその思想、生涯、作品論、あるいは欧米におけるトルストイの影響など幅広に描かれています。著名な作品ばかりではなくもう少し別の作品について数多く書いてもらいたい気がしました。2015/11/20
たつや
16
全八十巻で錚々たるメンツを一人一人、鋭く分析したいい本です。昭和57年初版なので、おそらく絶版だと思います。同シリーズの他の人物も読んでみたい。 トルストイの思想、生涯、著作、歴史の中のトルストイで大まかに4つの章に分かれているが、トルストイと日本人やロシアにおけるトルストイなどが面白く、興味深く読めた。2016/06/25
poku
5
作品だけじゃなく、作家自身の生き様も知ってみるとより面白く、深く作品を楽しめるようになった気がする。2014/11/29
丰
0
Y-20, トルストイ2002/05/13
だいこん
0
矛盾に満ちた複雑なトルストイの像を、多面的に描いていて、勉強になりました。強迫的に自分を律しようとするトルストイは、規則マニアで、賭博の規則まで大真面目に作っていた、といったエピソードも興味深い。同時代的には異端児で、むしろ18世紀の文芸の伝統に連なっている、などの指摘もなるほどとうなづける。2022/06/10