講談社文庫<br> 近藤勇白書

講談社文庫
近藤勇白書

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  • サイズ 文庫判/ページ数 547p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061315341
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

【内容紹介】
近藤勇。一介の道場主から新選組局長となって勤王方を震撼させながら、遂には朝敵として処刑された男。己を正義と信じて振った剣は空しかったのか。奮戦の甲斐なく幕府は崩壊。時代の荒波に翻弄され、変転を余儀なくされた男の人間像を綴るとともに、著者独自の史観を示して、動乱の幕末を描いた時代巨編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ともとも

5
時勢が劇変する世の中で、薩摩と長州の連合軍 に敗戦に次ぐ敗戦で、だんだんと新撰組の結束が 脆くなり、挙句の果てには近藤勇自身にも衰えが 見え始め・・・ 少し、時代に翻弄されたというか、ここまで くるのに多くの血を流しすぎたといった人間の哀れさ 運命の儚さなどもヒシヒシと伝わってきました。 2012/07/07

やたそ

1
新撰組小説2冊目。歴史小説って、スポットをあてる場所が作品によって全然違うんだなー。滅多に歴史小説を読まない私からしてみると、同じ時代・同じ事件についていくつもの小説が生まれる事自体がそもそも驚き。2012/08/04

おかじー

0
新選組が大きくなるにつれて変わっていく近藤の心情と周りの隊士の近藤への見方のギャップが見ていて心苦しくなる。しかし、最期に見せた近藤の姿、あるいはいつも心の奥底に持ち続けていた気持ちははじめと変わらない近藤の姿だった。2015/11/08

ぺしみち

0
可もなく不可もなし2014/11/21

ウメ

0
愚直なまでに信念に対して真っ直ぐで、その強烈な信念ゆえに自分の首を絞めてしまうとは。「燃えよ剣」のイメージが強すぎて、ここまで男前な近藤勇に違和感を覚えてしまう。司馬作品の影響の強さを改めて感じる。2006/02/03

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