出版社内容情報
信長が城を出たときは単騎ではなかった。桶狭間は窪地ではなく、小高い丘の上であった。信長の起死回生の奇襲作戦を、当代一流の歴史学者が資料を駆使して、ドキュメントタッチで歴史の真実を描き出す。目からうろこが落ちる面白さ。
内容説明
膨大な資料に基づき歴史の真実を徹底検証する戦史ドキュメントシリーズ。時系列にそって、人物の動きを克明に描くことにより、そこに驚くべき歴史的真実が浮かび上がってくる。信長が城を出たときは単騎ではなかった。桶狭間は窪地ではなく、小高い丘の上であった。当代一流の歴史学者が、資料を駆使して、ドキュメントタッチで歴史の真実を描き出す。目からうろこが落ちる面白さ。
目次
第1章 義元、西上の軍をおこす
第2章 尾張に侵入する義元
第3章 大高城兵糧入れと丸根砦・鷲津砦の攻防
第4章 清洲城を討って出る信長
第5章 義元討たる
第6章 その後の織田・徳川・今川氏
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴木誠二
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他の本でも指摘がありましたが、今川義元の負け方と、ミッドウェー海戦で南雲機動部隊の惨敗っぷりが二重写しになりますね~。いろんな説や資料を引用しつつ、作者なりの考察をしていく姿勢には大いに好感が持てました。個人的には中世末期、尾張の主要集落地図にちゃんと犬山も入っていたことが嬉しい。2017/04/21
djebel
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桶狭間は割りと家から近くて、旧東海道をウォーキングした時に古戦場跡を通りかかったこともあって、本屋で見つけて読んでみました。資料の引用が少しうるさいですが、当時の現場をイメージして読むとそれなりに頭の中で戦を再現できて面白かったです。2011/11/17