内容説明
目を合わせない、話さない。愛したいのに、拒否される…。子どもたちの行動を支配する「トラウマ」。トラウマを乗り越える「こころの弾力性」をどう育てるか。あなたにできることがわかります。
目次
第1章 2つのトラウマ(両親の不安を反映して;溺れた恐怖がよみがえって ほか)
第2章 脳と子どもの発達(トラウマとは「こころ」と「脳」;脳の構造 ほか)
第3章 トラウマと脳(トラウマ(心的外傷)とは
トラウマにあうと脳は ほか)
第4章 保護者ができるトラウマ治療法(こころの「弾力性」とは;レヴィン博士のトラウマ治療法 ほか)
第5章 子どものトラウマの最新専門治療(21世紀に入るまでの「トップ・ダウン・アプローチ」;最近主流の「ボトム・アップ・アプローチ」 ほか)
著者等紹介
ヘネシー・澄子[ヘネシースミコ]
社会福祉学博士。臨床ソーシャルワーカー、東京福祉大学名誉教授。昭和12年横浜生まれ。東京外国語大学仏語科卒後、ベルギーとアメリカに留学。ニューヨークのフォーダム大学で社会福祉学修士号を、コロラドのデンバー大学で博士号を取得。ニューヨーク大学社会福祉大学院助教授を経て、昭和49年コロラド州に移住し、インドシナ難民のための、「アジア太平洋人精神保健センター」を創立。所長として、PTSD患者の治療を主にする73名のアジア系精神保健セラピストを養成し活躍する。平成元年、コロラド州女性名誉殿堂入りを果たす。平成12年に同センターを引退し、新制の東京福祉大学の実習担当主任教授として日本に赴任。教鞭をとりつつ、日本各地で福祉の多分野にわたる講演や、事例研修会を行う。平成16年3月大学を退職して帰米。現在コロラド州オーロラ市に在住し、夫とクロスロード・フォー・ソーシャルワーク社を立ち上げ、日本の児童福祉に携わる人たちの研修を、日・米両国で行っている。平成17年4月より東京福祉大学名誉教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。