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内容説明
大人になっても手放せない思い出のおもちゃ、あなたにはありますか―?そんな愛しいおもちゃが壊れてしまった時は『宰相おもちゃクリニック』におこしください。端正な顔立ちながら無愛想。けれど腕はたしかな宰相先生が、きっとなおしてくれるはず。時に傷ついた持ち主の心まで治してくれる彼のもとには、今日も大切な思い出が持ち込まれ―。おもちゃとともに心を癒やし、誰しもがもつ、優しい思い出をよみがえらせる。込められた愛がつむぐ感動物語。
著者等紹介
雨野マサキ[アマノマサキ]
北海道出身、都内在住の作家。Rain名義で第7回魔法のiらんど大賞“金賞”を受賞し、『17歳。』(魔法のiらんど文庫)でデビュー。ほか著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
48
どうもこれは……校正が酷い。悲しくなるくらい無駄な言葉があって、きちんと推敲されていないのが一読してわかる。お願いだから基本的なこういう作業はしっかりやっていただきたい。せっかくの物語がズタズタである。作品としても、親子関係の重い内容のお話ばかりで、宰相の過去と重ね合わせる意図はわかるがもっと緩急をつけたほうが面白くなったと思う。2019/04/28
うまる
30
おもちゃの修復からわかる人間模様。各エピソードは面白かったけど、バイトの女性が好きになれず楽しさ半減。完全予約制のクリニックなので、医者は突然来た客を門前払いするんですが、このバイトはそれに対して怒るんです。自分がたまたま客の切羽詰まった事情を聞いてしまったから。予約してる人だって、事情があって急いでるかもしれないのに、全くその事を考えず、目の前の人を優遇して満足して終わり。ちゃんと順番を待ってる人より、わめいて割り込んでくる人を優先する話にイライラしました。安易な恋愛話になっちゃったエピローグも蛇足感。2020/05/29
チェス
6
おもちゃのお医者さんなのねー!懐かしのプラレール、子ども共々夢中だったなぁ。 最後のお話しは泣けたー!! 面白かった!2021/01/15
HANA
5
おもちゃを直す先生が主人公ではあるんだけれど、思っていた雰囲気とは結構違う感じで。相談内容は日常的なものやそれが少し拡張されたもの。主人公のキャラクターより一緒にいる女性が気になってしまった。2019/07/22
如月小町
4
販売元に部品がないほど古いおもちゃを直すクリニックが舞台。つまらなくないけど、なんか腑に落ちない。里見先生、個人情報を出しすぎじゃない?文章も、まわりくどいところもあるし…。 壮大なファンタジーを読んでる合間なので、辛口になってしまいすみません。2022/06/01