内容説明
広島出身のガンボウは、戦後、東横映画(現東映)に入社し、映画人生を始めた。「きけ、わだつみの声」を初プロデュースして大ヒットさせ、スタッフ、俳優から厚い信頼を得る。映画黄金時代に入ると「時代劇の東映」を支え、その後、任侠映画や実録映画への大胆な路線変更を行った。常に時代のニーズにあった映画を提供し、日本映画界の中心にある岡田茂が、映画づくりに情熱をかける人々の姿と真実を描く。
目次
第1章 ガンボウが映画界へ(活動屋人生の始まり;ガンボウだった幼少時 ほか)
第2章 映画人生の始まり(東横映画に入社;新入社員の生活 ほか)
第3章 国民的娯楽となった映画黄金時代(他社に先駆けた二本立て興行;中村錦之助の獲得 ほか)
第4章 時代劇から任侠路線へ(映画退潮の影;テレビ界へ参入 ほか)
第5章 任侠路線から実録映画へ(労担として乗り切った株主総会;社長に就任 ほか)
著者等紹介
岡田茂[オカダシゲル]
東映株式会社相談役、東急レクリエーション相談役、映画産業団体連合会会長。大正13年、広島県生まれ。昭和22年東京帝国大学(現東京大学)経済学部卒業。同年、東横映画株式会社に入社。「きけ、わだつみの声」を初プロデュース。昭和26年、東映株式会社設立後、28歳で京都撮影所製作課長に抜擢。数々のヒット作を企画し、東映の黄金期を支えた。大川博元社長や多くの俳優、現場スタッフの信頼を得、昭和46年に社長、平成5年に会長に就任。現在は同社で相談役を務める。日本映画界に多大な功績を残している
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