角川文庫<br> 愛がなんだ

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角川文庫
愛がなんだ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043726042
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

直木賞作家が描く、<全力疾走>片思い小説!OLのテルコはマモちゃんにベタ惚れだ。彼から電話があれば仕事中に長電話、デートとなれば即退社。全てがマモちゃん最優先で会社もクビ寸前。濃密な筆致で綴られる、全力疾走片思い小説。

角田 光代[カクタ ミツヨ]
著・文・その他

角川書店装丁室[カドカワショテンソウテイシツ]
著・文・その他

内容説明

「私はただ、ずっと彼のそばにはりついていたいのだ」―OLのテルコはマモちゃんに出会って恋に落ちた。彼から電話があれば仕事中でも携帯で長話、食事に誘われればさっさと退社。すべてがマモちゃん最優先で、会社もクビになる寸前。だが、彼はテルコのことが好きじゃないのだ。テルコの片思いは更にエスカレートしていき…。直木賞作家が濃密な筆致で綴る、全力疾走片思い小説。

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で「海燕」新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞を受賞。2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞を受賞。2005年『対岸の彼女』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

328
『マモちゃんと会って、それまで単一色だった私の世界はきれいに二分した』という先に続くテルコのマモちゃんへの特別な感情が描かれるこの作品。“軽やかで読みやすいものを意識”して書いたという角田さん。しかし、そこに描かれているのは、一人の女性が一人の男性に『言葉にならない』思いを貫いていく、そんな深い想いを見る物語でした。角田さんならではの人の感情の奥底に眠るものに光を当てていく極めて読み応えのあるこの作品。人が人を想う感情の多様さを、複雑さを、そして奥深さを改めて感じさせてくれた素晴らしい作品だと思いました。2022/08/22

エドワード

221
テル子はマモちゃんに片想いしている。高飛車な友人葉子に言わせると「あんなおれさま男やめときなよ」なのだが、好きなものはしょうがない。ストーカーもするし、洗濯もする。マモちゃんの機嫌を損ねると、何が気に障ったのかと気が気でない。さて、テル子が高校生ならまさに青春。しかし二十八歳だぞ。これはイタイ。怪しい調査会社をクビになり失業保険も出ず、仕事探しの日々にホワイトデーのチョコを買いに行く。こんなテル子をあなたは笑えるか。読んでいて哀しくなる小説だが、現実感がビンビン伝わって来る。島本理生の解説も味があったネ。2014/05/25

ykmmr (^_^)

210
まあまあ、現代によく蔓延るレディーの恋愛話。女性はある意味、男性よりもスリルがお好き。ヤバイと思っていても、何か『魅力』があるとのめり込むのよ。男性のように、「適度に遊ぶ。」という事が出来ないよね。私の周りにも、『本気(正気)の恋』に走るコは沢山いたわね。こんな雑談もしていられない位、ハラハラした場面もあったし、事が多いけど、角田さんはそれを上手く・巧みに纏める。職人芸。島本理生ちゃんの解説と同じ気持ちにさせられてしまった。楽しくホロ辛い内容。次の『角田文学』も楽しみ。もっと、読む回数増やすかな…。2022/03/03

菅原孝標女@ナイスありがとうございます

208
映画から。救いようがないな、と観終わって思ったのだが、読んだら余計思ってしまった。救いようがない。なんともかっこ悪い片想いだ。好きだから一緒にいたい、仕事を捨ててでも。そんなテルちゃんに共感する部分は少なかったものの、マモちゃんへの一途さは素直に素敵だと思った。2021/03/04

Kazuko Ohta

200
恋愛は、「つきあってもらっている」という気持ちと「つきあってやっている」という気持ち、五分五分が理想だと思っています。どちらかに偏っているときの自分は好きになれないと思うから。しかし、本作のテルコは要するに都合のいい女で、「つきあってもらっている」とすらいえない関係。そんな彼女だけど、この恋の成就を願う気にはなれません。彼女の友人の言葉を借りれば、「ぞっとするほど頭が悪い」。でも、いっそマモちゃんになってしまいたいと考えるほど好きになれるのは、凄いことなのかもしれない。浅はかだ。アホだ。だけどこれが人間。2020/05/07

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