角川文庫<br> 街場の大学論―ウチダ式教育再生

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角川文庫
街場の大学論―ウチダ式教育再生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784043707041
  • NDC分類 377.04
  • Cコード C0195

内容説明

日本の大学は今や「冬の時代」を迎え、私立大の40%が定員を割っている。この危機の中、多くの大学は「市場原理」を導入し、過剰な実学志向と規模拡大化に救いを求めている。この現状は学生を真の「学び」へ導くのか?大学の社会的使命とは何か?最も信頼できる論客が、大学の原点に立ち帰り放つ、画期的教育再生論。文庫化に際し、文科省国立大学法人支援課長・杉野剛氏との「大学の行方」をめぐる新対談も追加収録。

目次

第1章 ニッポンの教育はどこへ行く
第2章 入試の風景
第3章 ウチダは何を教えているのか
第4章 大学がつぶれてしまう
第5章 どこも大変なことになっている
第6章 神戸女学院大学が生き残る道
第7章 研究者に仲間入りするためには
第8章 日比谷高校、東大全共闘の人々
第9章 一九六六年の日比谷高校生・吉田城と新井啓右の思い出
第10章 文部科学省訪問記―高等教育局私学行政課長・杉野剛さんとの対話から
第11章 大学教育の未来―二〇一〇年八月 文部科学省国立大学法人支援課長・杉野剛さんとの再会記

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京生まれ。神戸女学院大学文学部教授。東京大学文学部仏文科卒。都立大学大学院博士課程(仏文専攻)中退。専門はフランス現代思想、武道論、映画論など。古武道とフランス現代思想に精通した独自の視点で注目を集める。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で2007年小林秀雄賞受賞。『日本辺境論』(新潮新書)で10年新書大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

368
15,6年前の出版だが、その後の大学をめぐる情勢にはそれほど大きな変化は見られなかったようだ。もちろん、それはけっしていいことではないのだけれど。大学の置かれた位置、および大学行政を語る内田樹氏。今回は何時もの自信に溢れた調子に混じって何だか愚痴っぽい言説も。とりわけFD委員長に祭り上げられてのあたりがそうだ。気持ちはよくわかるので、時にはこんな内田氏も一興か。おっしゃっていることは、ことごとくその通りである。大手私大が全国制覇する勢いだが、その地方から大学が無くなれば、まさにゴーストタウンであり⇒2022/11/06

マエダ

59
当時の日比谷高校は非常に魅力的である。大学に関する問題はシビアで答えが難しい、あっても出来ないパラドックスを孕んでいる。2019/01/12

おさむ

43
学力低下、定員割れ、画一教育、大学の合併統合。大学教育の課題は昔からあまり変わっていない気がします。この20年間、日本は少子化と経済の停滞という外部環境が同じだからなのか。いや、その中で大学進学率は伸びているから状況はより深刻になっているんでしょう。内田センセイも当事者だからか、論考にキレがないし、ブレてますね。大学教育にある程度の「あそび」は必要だろうし、国が音頭をとって全面介入してくるのは如何なものか、と思います。日本に限らず大学をどうするかは、先進国共通の課題なようで、試行錯誤が続きそうですね。2016/11/04

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

34
内田樹5冊目。大学教育にまつわるエッセイ、というより個人的なボヤキ。半分以上流し読み。読む価値がないとは思わないが、読者の立場を相当選ぶという点において万人受けはしなさそう。たまに良いことも書いてあるけど、おそらく他の本にもっと詳細に書いてるんだろう。/と、ぼんやり思いながら読み進めていたら、10章及び11章が本書の主張の要諦であり、それは立場を超えた包括的かつ原理的なものであり、1〜9章はそこへ導くための布石だったことに気付く。なるほど、なかなか練られた構成だ。2018/08/21

めっし

24
内田先生の本を大先輩に紹介してもらってからというもの、ひたすら読みまくり、勝手に門下生になりました。講義をまさに学生に戻って受けている気分になります。知性的で刺激的。内田先生に一度お会いしできたらな、とよく思います。「なんだかまだよく分からないけど、この人はきっととんでもなくすごい人に違いない」という気持ちで、これまで身近な人、歴史上の人とたくさんの先達に弟子入りしてきましたが、こうやってまた新たに憧れの対象をもてるのは幸せなことです。次は『教育論』の講座に突入します。2014/01/27

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