内容説明
浅見光彦は、ひょんなことから母・雪江の三州への旅のお供を命じられた。道中「殉国の七士の墓」に立ち寄ったふたりは、おかしなことをいう愛国老人に出会う。ところが、翌朝、その老人の死体が蒲郡の海岸で発見される。死亡状況からすると、何者かに断崖から突き落とされたらしい。が、そのあたりには人が転落しそうな場所はない。三河湾をはさんだ伊良湖岬から死体が流れ着いたのだろうか。警察から嫌疑をかけられた浅見母子は事件の解決に全力を注ぐが…。長編旅情ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まり
7
図書館本。今回は母上が大活躍?事件解明に積極的と言うか寛容で光彦的には捜査がしやすかった気がする。途中で、ドラマで見たなぁ〜と思ったけど、うろ覚えだったので普通に楽しく読めた。最後がスッキリしていて良かった。2023/04/13
しんた
3
三州とは三河の事らしい。以前田原市には行ったことがあったが、舞台は吉良町、少し伊良湖岬。鉄板のリゾート開発モノ。現時点で吉良町にリゾートを感じるホテルはみあたらない。2020/02/09
如雨露屋
2
急峻な伊良湖岬の断崖と、波静かな吉良の海岸、三河湾を挟む位置にある対照的な美しい風景に仕掛けられた完全犯罪のタネ…浅見さんのご母堂・雪江未亡人の勘も冴えわたっています。2016/01/07
順
1
図書館が休館なので持ってる昔の本を再読しました。初めの方はやはり興味深く読んで行ったが、結末で少し強引に解決に持って行くのが少し気になったかな~。2020/04/29
竹之内拓哉
1
読みました。2017/02/23