内容説明
中学3年の夏休み、受験勉強にかこつけて、本栖湖でサマースクールを計画。途中抜け出して、ぼくらだけの旅をおもいっきり楽しもうと秘かにもくろんでいたのだ。が、それを聞きつけたヤクザらが、「黒い手帖事件」で大恥をかかされたはらいせに、ぼくら全員を、事故にみせかけて殺そうと迫ってきた。一転して恐怖の底につき落されたぼくらは、一致団結、命からがら危機をのり越えたのだが…。受験、銀鈴荘のさよの死など、人生の困難に出会い、ひとまわり大きくなったぼくらの、勇気と冒険の物語。「ぼくらシリーズ」第7弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たるき( ´ ▽ ` )ノ
57
こんなに濃いつながりを持ってしまったら、卒業するのが寂しくてたまらないだろうな…。登場人物は多いけど、それぞれ個性があるから飽きないね♪2015/10/12
やなぎ
5
そういえば、僕が最初に読んだ「ぼくら」シリーズは、この修学旅行だった気がする。夏の100冊か何かで紹介されていて、読んでみたくなったのだ。そういうわけで、「ぼくら」にハマるきっかけとなった思い出の1冊。すっかり忘れていたけど。今回は難聴の生徒が仲間になる。後の方の作品では白血病の生徒も登場するし、命を落とすクラスメイトも出てくる。中学・高校の多感な頃に読むことに大きな意味があると思う。ミステリーじゃないのに結構人が死ぬな…。今作でも数人。ちょっとやり過ぎな感じもする。75点。次は学園祭。2020/10/07
かみやん
1
★★★☆☆☆ 彼らもいよいよ中学3年生。 少し大人になったら彼らの受験との葛藤はどこか懐かしさもあった。 ただ個人的には、あの無邪気で無敵な中1の彼らが好きやったし、vs先生&保護者という構図が面白かったな。 今は規模が大きすぎて、なんかごちゃごちゃしてた。2023/02/08
けんこう
1
◎◎2014/08/16
代田
1
相変わらず相原の頭のキレ具合がすばらしい。今回は組がらみの話と聾唖者の佐山くんのお話。このクラスはどんな子でも仲間に入れて、受け入れる素敵さを持ってるなと感動しました。そういうクラスが現実にあってほしいですね。2011/03/02