内容説明
長田は35歳。中央商事でエリートコースを歩いていたが、突然、金沢支店への転勤を命令された。明らかに左遷だ。理由はあった。木元加代子という30歳近い銀座のホステスだ。最初は蜜月時代が続いたが、最近仲がこじれ、いやがらせをするようになった。長田は、飛行機、列車、タクシーを使った大がかりな犯罪計画を考えたが―。連続して起こる殺人事件。だが、容疑者にはいつも鉄壁のアリバイが。小心な犯人達を操る黒い影の大いなる狂気とは何か?トラベル・ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
9
「勝手に列車祭」第164弾。この本は2冊あり、文庫コレクション326冊目である。平成 4年 2月25日 初版であった。。。金持ちの道楽に殺人を犯そうとしたサラリーマンが巻き込まれていくというストーリーであった。犯人はわかっているのに、アリバイ作りに加担され恐怖支配により結局銀行強盗まで犯すことになる。そこでもアリバイ作成者がおり、なおさらもどかしくなっていく。2017/10/31
コマンドー者
0
最初は倒叙もののように展開するが、中盤で交換殺人ネタの変形の交換アリバイネタになり、最後は映画撮影を装った大規模集団強盗ものになるという、これでもかとネタが強引に盛り込まれている、西村氏にしか書けないというか、許されない十津川もの長編。2022/07/01
condoraoten48
0
多分に2時間サスペンスドラマ原作にはなってない 途中まで面白かったけど最後はちょっとちょっとちょっと感が…2019/04/18