内容説明
ドイツを旅行する、片山刑事、妹の晴美、石津刑事と、お馴じみ三毛猫ホームズの一行。ある夜、古城ホテルに泊まったのだが、とんでもないことが次々と起こった。若い女性が乱暴されて、片山が犯人にされたり、子供が噴水で殺されかけたり…。やがて、一行の前に「幽霊クラブ」という正体不明のものがあらわれ、ついに殺人事件が発生!でも、そこは三毛猫ホームズたちのこと。絶妙のチームワーク(?)で果敢に謎に挑戦。ドイツより愛と恐怖をこめて、絶好調、人気シリーズを贈ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハル
13
迷ってしまうような古城のホテルって憧れる。しかも日本語が通じるスタッフもいて。最高じゃないですか。事件については、昔読んだ時はすんなり内容を受け入れられたが、大人になって読むと頭が硬くなったって事なのか…色々引っかかるところはある。でも間違いなく面白い。ホームズのニャーオ、ニャン、ギャオ、の三段活用は素晴らしい!2019/08/09
ボトム
10
騎士道に続きドイツでの話。作中に『この古城ホテルに来る前、立ち寄った城で~』とあるので時系列的には騎士道のすぐ後くらいになるのかな。舞台がドイツでも事件に巻き込まれ、いつも通りの個性を発揮する面々に安心して読むことができる。ただ晴美にはもう少し危機感を持ってほしいと心配になる。2020/07/21
hoco
8
引き続きドイツ滞在の三人とホームズが、宿泊したお城ホテルにて事件に巻き込まれるという、例の、猫も歩けばなんとやらの展開です。今回のホームズのスーパーキャットぶりは星5つ!で大満足です。襲われた少女のボディガードを買って出て、鬼ごっこに付き合ってあげるホームズがとっても健気。「片山のわきへヒョイと飛び上がって、モコッとした体を片山の横腹へスポッと埋めるような格好で丸める」猫の体温がじんわりと伝わってくるような描写、こういうのがいいんです。2023/01/28
あおさわ
8
騎士道に引き続き今回もドイツの古城。異なる話が綺麗に決着をつけさっぱりします。相変わらず残念なモテ方の片山刑事。今回はちょっと探偵役としての見せ場が少なかったかな?晴美ちゃんの行動力はさすがですがなんか鼻につく感じがして自分が残念です。2011/08/30
読書好き・本屋好き堂
7
シリーズ第11弾。 今回も前回そのままに海外編です✨ ドイツを旅行する片山兄弟、石津、ホームズの御一行は、古城ホテルに泊まったのだが、またも事件に巻き込まれていく😅 そこへ、課長の栗原までが、用があって来たが、すぐに日本へ帰ってしまう。 もう、面白さと凄さで、脱帽です😁2023/08/26