角川文庫<br> 仁義なき戦い 〈決戦篇〉 - 美能幸三の手記より 〈決戦篇〉

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角川文庫
仁義なき戦い 〈決戦篇〉 - 美能幸三の手記より 〈決戦篇〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p
  • 商品コード 9784041464021
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

燃えつきた棒

22
『つまらん連中が上に立ったから、下の者が苦労し、流血を重ねたのである。』 美能幸三の手記は、この言葉で唐突に終わっている。 中華会、おろしあ会、米帝会、日の本会の組長・組員すべてに聞かせたい言葉だ。 だが、つまらん連中を上に立てたのは、下の者達なのだ。2016/05/29

Aminadab

4
下巻は前半、流血の抗争に至るまでの群像劇がすばらしい。広島と呉での地元勢力の争いに、全国区の山口組と本多会が介入してくるのだが、全国区の極道はやはり恰好いい。それにくらべて広島地元組は、なんじゃこりゃあ、といいたくなるくらい田舎臭くて恰好悪い。語り手の美能幸三は、極道の美学に殉ずるみたいなお人好しのところがあるので、山村辰雄(金子信夫)も、打越信夫(加藤武)も厭で仕方がない。山口組の人に対して恥ずかしくていたたまれない。いやいや、この本は新刊でいつでも手に入るようでありたいぞ。2018/10/09

yi120

3
上層部のために命を張って、良くて刑務所、最悪惨殺。他組織との盃外交絡めた魑魅魍魎。5Wだらけの群像劇。映画の配役は主要人物、端役の人々含めてドンピシャ、この本を読んで改めて映画を見ればかなり雰囲気が変わりそう。2023/03/19

ぼっせぃー

3
兄弟盃を何故行うか、サカズキ外交とは何か、代理戦争はなぜ全国に拡大していたか、など映画を観る中で雰囲気でしか分かっていなかったことが、次々実例が挙がることで説明がされていくので随分整理がついた。というか、これを読んで、"代理戦争"も"頂上決戦"も全然分かってなかったと判明した。2022/02/02

綺楽院 /kiraku-in

2
再読。 うん、表紙がかっこいいのコレ。台詞はたぶんほとんどおぼえちゃうくらい何度も観た映画。まあ、ただただやくざなだけですが。 できることならかかわり合いにならない人生をおくれますように。2013/11/16

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