角川文庫<br> 雀鬼五十番勝負

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角川文庫
雀鬼五十番勝負

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784041459676
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

終戦直後の東京。一面の焼け野原。巷には化け物のような麻雀打ちがゴロゴロしていた。動乱の世の中を、自らの腕と運と魂だけを頼りに生き抜く男たち…。雀聖・阿佐田哲也が、戦後から昭和二十年代終わりにかけて実際に戦った忘れ得ぬ名勝負五十番を鮮やかに再現。『麻雀放浪記』などの代表作のモチーフとなったエピソード満載の名作が、ファンの熱望に答えて新装刊。

目次

回しリーチのトリック
藤原流の極意
流し直前の一発
ガン牌の逆襲
くノ一雀士
打たずに勝った話
房総の一匹狼
九索の送りこみ
カブのプーちゃん
釣りつ釣られつ〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

50
この本の表紙を見た5歳の娘がえらく怖がってました。さくさく読めて、通勤電車な中で読むのに最適。2015/03/06

de thomaso

1
阿佐田哲也が打った麻雀のエピソード集だが、やはりこれも小説と読むべきか。 漫画『哲也』にも出てくる房州のエピソードはなかなか興味深かった。 それにしても読んでいると賭場の雰囲気を味わうことができて楽しくもあり、さすがに怖くて足を運べないという思いもあり。2022/06/12

ruby

1
母親が麻雀小説と言えば阿佐田哲也だというので読んでみた。色川武大も未読なので初めての出会い。阿佐田氏の過去の名勝負を小説にしたものだが、如何せんイカサマだらけで笑えてくる。しかしそのなかにも痺れる一局があったり、麻雀の通して透ける人間の性格や人間模様が垣間見えたりもして面白い。近年は麻雀もネット対戦できるし、他のギャンブルやゲームもひとりでできてしまうことが多いが、そんなものもない時代に人と人が顔を突き合わせて洗牌している音は、色濃い繋がりと温かみさえ感じてしまう。2013/04/06

dynabook77

0
阿佐田先生の短編が50話も読める幸せ。売人のしのぎがアツい2015/10/10

せれ

0
麻雀を抜きにしても小説の完成度が高い。2009/08/17

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