角川文庫<br> 日当りの椅子

角川文庫
日当りの椅子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p
  • 商品コード 9784041359235
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

この町は北海道の南、歌で有名な襟裳岬に近い、牧場と漁業の町だ。町の中心から西の外れにある百戸ばかり漁師の集落に、私は夏の間だけ暮している。私の家は、その集落を守るように切り立っている草山のてっぺんにある。だから、私は「山の上のセンセエ」と呼ばれている。この町に何人かの親友が出来た。この町の隣の隣のそのまた隣町あたりにも親友が出来た。この町の素朴な人情は、センセエをびっくりさせるばかりである。そしてセンセエはそんな人たちが大好きである。

目次

山の上のセンセエ
長椅子の黒光り
シロイトの竜神さん
トクさんの八木節
屋根の上の足音は
物置小屋がありますか
神サマの八ツ当り
マグニチュード7.1
“仔馬”のママの心中事件
水道見物
エリモの爆竹男
ヨウカンの行方
ああ、あのこと…
幸福の“お手本”
いつか来たあの赤いシャツ
いつも終りはノンキな話
蟷螂の斧
無理のひとつ
熱涙
ナマコの話
戦前派
男ってなんなの
ガミガミババアの失望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gen Kato

1
北海道浦河町のひとびととの交流を中心に書かれたエッセイ。町の人たちのおかしみをこうまで掬い取れるのは、佐藤愛子先生の視線の確かさ、豊かさがあればこそ。2015/02/25

ずず

0
すごいユーモア 2021/01/13

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