角川文庫
うまい話あり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041310120
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よし

3
うだつの上がらない、子会社に出向した津秋が、夢を求めて外資系SSの経営者となって、奮戦努力する話。脱サラを目指す男の前にたちはばかる組織の厚い壁。一気読みだった。「現在窮乏 将来有望」でほっとした。2021/01/09

風祭

1
面白かった!古い作品なので、時代背景や考え方に古さはあるものの、それを差し引いても魅力があった。いつの時代も生きるっていうのは大変だ。2022/02/02

ハーブ

1
考え方や背景が時代遅れだけど力強い文章や構成はさすが!2014/02/21

4160

1
「うまい話」の乗って脱サラ…。夢一杯での独立だが、当初の思惑とはどんどん離れていく現実。今から40年以上前の設定だけど、内容は古くはなく、今の時代と考えて読み進めても面白い♪ 結局、世の中には「うまい話」などはそうあるものではなく、誠実に社会・仕事に従事していれば、代え難い人脈が増え、信頼が生まれる…ということ。 サラリーマン諸氏。 独立などの野心を抱かず、人を裏切らず、嘘はつかず、部下には配慮し、取引先とは誠実に仕事をしましょうw2014/02/19

ともろう

1
昭和47年の小説。脱サラして米資本ガソリンスタンドのマネージャに挑戦する主人公の津秋。自営業ならではの泥臭さや米資本のドライな商法に悪戦苦闘した末に、津秋が辿り着いた先は…。ミステリでないのでアッと驚くどんでん返しはありませんが、豊富な情報を交えながら淡々と、しかし味わい深く話が進むのが城山流。もがきながらも信念を曲げず、真直ぐに努力する人が最後には報われる温かさにホッとします。「現在窮乏、将来有望」「不激 不騒 不競 不従」といった良い言葉も収穫。スクリーンセーバーに表示するとしよう。2012/03/25

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