角川文庫<br> きまぐれ博物誌

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角川文庫
きまぐれ博物誌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 211p
  • 商品コード 9784041303054
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅわ

48
勝手に星さん再読祭り第19弾は昭和43年から45年までの3年間に書かれたエッセイをまとめたものです。テーマも世相や日本の未来、そしてちょっとした疑問や思い出、ショートショートのアイディア?などなど盛りだくさん。特に冒頭の年賀状の挨拶文がとても素敵です♪ あとがきでご本人いわく「働きざかりであった時期」とおっしゃっている通り、作家としてもノっている頃に書かれた星新一さん独特の“ものの見方”や発想法が垣間見え、またあまり時事問題を取り上げてないスタイルはあいかわらずで今読んでも古臭くないのがすごすぎです。2015/02/11

そうたそ

5
★★☆☆☆

MIKETOM

5
【”ことしもまたごいっしょに九億四千万キロメートルの宇宙旅行をいたしましょう。これは地球が太陽のまわりを一周する距離です。速度は秒速29.7キロメートル。マッハ93。安全です。他の乗客がごたごたをおこさないよう祈りましょう” 以上は私が友人たちに出した年賀状の文面である】本書(エッセイ集)の冒頭がこれ。このセンスは素晴らしいね。そしてこんな年賀状が星直筆でもらえたら俺なんかもう小躍りしちゃうだろうな。今からでもいいから欲しいね(笑)星のかなり初期のエッセイ集。20年ぶりぐらいに再読。懐かしさで胸いっぱい!2018/12/14

nuno

5
エッセイは初読だが、小説は小学生だか中学生時分によく読んでいた記憶がある。実はかなりの変人だったらしいが、このエッセイもクサクサ考えない根っからの弄れ者なのかなと感じられる箇所が端々に。「透明な笑い」という表現が気に入った。2014/10/15

ウィン

4
刊行された当時に読めば、「斬新だな」と思うことがあったのかもしれないが、現在読むとそう感じることはない。しかし星さんのセンスを感じることができる文章であることは間違いない。また、エッセイだけでなくショートショートという形で作品化されなかったアイデアも収められている。三億円事件の話とかは面白いなあ……。星さんのファンであるのなら読んでも損はない一冊となっています。2010/10/10

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