角川文庫<br> さわらびの譜

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角川文庫
さわらびの譜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041036495
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

揺れる想いと、藩の非道。 伊也は苦難を打ち払えるか?「わが想いは一筋の矢の如し、届け――!」

扇野藩重臣有川家の長女・伊也は、藩随一の弓上手、樋口清四郎と渡り合うほどの腕前。競い合ううち清四郎に惹かれていく伊也だったが、妹の初音に清四郎との縁談が持ち込まれる。伊也とのあらぬ噂により、藩主の不興を買った清四郎の汚名をそそぐため、伊也は清四郎と弓勝負で立ち合ううことに――。有川家に身を寄せる謎の武士の正体とは。姉妹の揺れる想いの行方は。くすぶる藩の派閥抗争が彼女らを巻き込む。
高潔な志が清々しい感動を呼ぶ、時代長編!

≪熱き信念が胸を打つ、扇野藩シリーズ≫

葉室 麟[ハムロ リン]
著・文・その他

内容説明

扇野藩重臣有川家の長女・伊也は、藩随一の弓上手、樋口清四郎と渡り合うほどの腕前。競い合ううち清四郎に惹かれていく伊也だったが、妹の初音に清四郎との縁談が。伊也とのあらぬ噂により藩主の不興を買った清四郎の汚名をそそぐため、伊也は清四郎と立ち合うことに―。有川家に身を寄せる謎の武士の正体とは。姉妹の揺れる想いの行方は。くすぶる藩の派閥抗争が彼女らを巻き込む。高潔な志が清々しい感動を呼ぶ時代長編!

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiru

119
新年一冊目の本。物語の中心は、互いを思いあう姉妹。弓矢小町と呼ばれる姉が密かに慕う相手、清四郎と妹との縁談。この運命だけで辛いのに、凛とした感情を崩さない姉が美しい。結婚相手を自分で選べない時代の困難な恋愛がシンプルなだけに心を刺してくる。姉と清四郎の、ふたりにしか理解しえない、誰も入り込むことのできない絆が清らかで崇高でした。命を賭けて愛する人を守る姿は、江戸時代のロミオとジュリエットかも。弓術に真摯に向きあい何があっても後悔しない。だからこそ人生には価値があるんだって思う。 ★4.5 2020/01/05

Lara

70
久々に爽快感と共に、感動を覚えた葉室麟・初作品でした。最後は、二組のカップルが誕生し、ハッピーエンドとちょっと出来すぎの感あり。鉄砲衆に襲われた、伊也、初音達を弓矢で退治し、黙って去る樋口清四郎は、なんだか007か、ゴルゴ13を彷彿させる格好良さに、痺れました。それにしても、有川伊也という弓道家は、自己主張を持った芯の強い今時の女性。登場する人物、父親・将左衛門、妹・初音、浪人・新納左近、もちろん樋口清四郎と好人物に囲まれ、いつまでも読み続けていたかった。 2020/01/04

優希

52
とても爽やかな読後感でした。姉妹の揺れる想いが伝わってくるようです。派閥抗争に巻き込まれていくのは時代ならでしょうね。それでも高潔な志が清々しかったです。2021/09/26

つねじろう

50
ぴさるくさんのレビューから。直ぐな心から射られた矢はひょうと音なりしてただただ真っ直ぐ飛んで行く。そんな只管なお話。こなた日置流雪荷派有川伊也、かたや大和流樋口清四郎。競い合い惹かれ合う二人に次々に襲いかかる艱難辛苦。流派争いにお家騒動まで加わり絶対絶命に陥る二人。「わたくしの想いは一筋の矢のごとく一点の濁りも歪みもない直ぐなるものにございます」と言う伊也の想いと清四郎の決意が込もった千本の矢の行方は?地味かなあって思ったけどスリリングな展開とドンデンも効いていてとても楽しめるお話でした。妹の初音が可憐。2016/06/03

dorebook

49
石ばしる垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも<志貴皇子『万葉集』巻第八>/初読み作家さんで、読友さんがレビューで書かれたように「清々しさ」を感じたくて手に取りました。弓矢小町といわれる天賦の才がある伊也は、妹初音の許嫁である藩随一弓上手な清四郎を密かに慕うが、藩の陰謀に巻き込まれ・・・ 相手を想う一途さ、其々の決意が更なる困難を撥ね退けて道を開いていく清々しさにやられました。2016/07/29

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