出版社内容情報
円滑な人間関係に科学を! 実験で「効果あり」と認められた方法を紹介なぜあの人は上司の信頼を得られるの? なぜあの人は部下から慕われるの?……
そんなもやもやに科学的な根拠を!
世界中の科学雑誌に掲載された心理学や言語学、行動心理学などの論文から、
コミュニケーションがスムーズになるものをピックアップ。
たとえば、アメリカの心理学者のアロンソンとリンダーが女子学生80人に行った実験によれば、
最初冷たい態度を取っていた人が最後に思いがけずやさしさを見せることで、印象度がアップすることをつきとめた。
いわば「ツンデレ」だ。
逆にふだんはやさしいのに最後に冷たい言葉をかけられたときの印象の悪さは格別で、「ツンデレ」の10パーセント程度の印象のよさしか得られず、
それは、ずっと冷たかった人(ツンツン)より悪いほどだ。
これを人間関係に応用するなら、普段はビジネスライクな態度でも、ここぞというときに相手に寄り添った言葉をかければ信頼度が一気に増すというわけ。
コミュニケーションに自信が持てるようになる今日から使える技を一挙に公開!
堀田 秀吾[ホッタ シュウゴ]
著・文・その他
内容説明
コミュニケーションのうまい、下手には理由があった!世界の研究者たちによる論文などから、人間関係の極意をピックアップ。「ほめるときは人づてに」「ツンデレ会話で魅力度UP」など、今日から使えるノウハウが満載。
目次
第1章 コミュニケーションの基本ルールを理解する(鏡効果をもたらす笑顔を使い倒そう―パルマ大学のリッツォラッティによるミラーニューロンの発見;背筋を伸ばすだけで自信が持てる―マドリッド自治大学のブリニョールらによる姿勢と人間関係についての研究 ほか)
第2章 思い込みは危険!科学が示す意外な事実(褒めるときは間接話法で説得力を―ウォルスターとフェスティンガーによる「漏れ聞き効果」の実験;「ツンデレ」は最強の接近法―アロンソンとリンダーによる「ゲインロス効果」の実験 ほか)
第3章 相手と向き合うための理由づけ(聞き上手は、相手も自分も幸せにする―東京大学の川名らによる「相づち」の実験;人に会って話せば幸せホルモンの分泌が活発に―バイスによるセロトニンの実験 ほか)
第4章 苦手意識はこうすれば克服できる(心と行動の矛盾に気づき悪い縁・習慣を断ち切る―フェスティンガーによる「認知的不協和」の実験;想像以上の影響力!「なりきり」で自分を変えよう―スタンフォード大学のジンバルドーの監獄実験 ほか)
第5章 より深いコミュニケーションを目指して(予想に反する話し方で、高評価を得る―デューク大学のオバーによる「パワフル・スピーチ」の実験;「たとえ話」で相手に強い印象を残す―タルヴィングが提唱した「意味記憶」と「エピソード記憶」 ほか)
著者等紹介
堀田秀吾[ホッタシュウゴ]
1968年、熊本県生まれ。明治大学法学部教授。シカゴ大学博士課程、ヨーク大学ロースクール修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。言語学博士。立命館大学准教授、明治大学准教授などを経て、2010年より現職。専門は司法におけるコミュニケーション分析。言語学、法学、社会心理学などのさまざまな分野を横断した研究を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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