朝日新書
天才になりたい

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022731159
  • NDC分類 779.14
  • Cコード C0236

内容説明

芸人になりたい。でも「天才」ではないことは、自分でよくわかっている。南海キャンディーズ山里亮太は、悩みながら、なんとかして自信をつけようとする。いわく、「張りぼての自信」。おずおずと、でも確かに、歩を進める一人の青年の姿。

目次

第1章 偽者(スタートラインに立たせてくれたもの;テレビデビュー;薬剤師という夢 ほか)
第2章 迷路(「足軽エンペラー」になる;二足のわらじ;天才と凡人の違い ほか)
第3章 出発(結成当初;自分の役割;飾らない自分 ほか)

著者等紹介

山里亮太[ヤマサトリョウタ]
芸人。1977年生まれ、千葉県出身。関西大学文学部卒。在学中に吉本興業のタレント養成学校NSC22期生になる。2003年6月に山崎静代と漫才コンビ「南海キャンディーズ」を結成。通称、山ちゃん。04年にABCお笑い新人グランプリ優秀新人賞、M‐1グランプリ2004準優勝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コウメ

76
山里亮太の自分史ってところかな?小さい頃に母が薬屋さんのパートで薬剤師さんの悪口をいったことをきっかけに「薬剤師」の夢を持ち、「モテたい」という気持ちがあって芸人になりたいと思っていた山里少年。2つの夢を持ちながら高校生へ、高校生1年生では彼女ができその彼女と文系へあっさりと「薬剤師」の夢を断念。その後彼女は別のサッカー部と付き合う。芸人になることを決めた彼は母親を説得するためにとりあえず大阪=漫才というイメージがあり、有名な大阪の大学に行こうと決意。1年の浪人生活のすえ、関西大学へ、2019/11/25

Die-Go

73
図書館本。お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太の芸人として成り上がって行く様を本人の独白によって描く。個人的にすごく面白い人だと思っているが、その面白さの裏には彼なりの苦しみがあったのだなぁと思わされた。ただ、TVで見る面白さを期待すると拍子抜けかも。★★★☆☆2019/02/01

Natsuko

16
「天才はあきらめた」は図書館予約して数か月、まだ読めていないが、ふと棚にあったこちらを見つけた。2006年発行。その後さらに売れ、「天才はあきらめた」発行、そして最近TV「しくじり先生」で過去を懺悔、さらには女優との結婚。今を知ってから、14年前の著書を読むというのもなかなか興味深かった。もしかしたら一番面白いタイミングで読めたのではないかとも思う。基本的には内省的、熱心な研究家。よく知られていることだがお笑いにはストイック。ここに芸人として愛される人柄・やさしさが加わりつつある山ちゃん、応援していこう。2020/02/06

いちこ

16
山ちゃん!!こんなに努力していたなんて!! 天才ではないかもしれないけど、頭のいいお笑いをするなあ、と思ってました。 よかったねえ、がんばったねえ、、。面白いんだけど泣けた。 あと、山ちゃんの書く文が優しい。山ちゃんのしゃべりが聞こえるみたいだ。 そして、時々出てくる千鳥が、大悟がいいね!千鳥も売れてよかった!2018/10/06

いっち

10
お笑いをするため千葉から関西の大学に入学し、二度相方を変えピンになり、M-1で準優勝するも、その先を考えている芸人の自叙伝。「周りからポロッと出た誉め言葉などで小さな自信を張っていってもらったり、些細なことをそこに結びつけたりすることによって、結構立派な張りぼてってつくってくれる」=張りぼての自信。その消費と貯蓄で生きていく。接続詞まで練るほどストイック。M-1決勝で、優勝狙わず、最終的な目標到達のためのネタをしようと考えたのがすごい。優勝より準優勝が売れるのはそれが理由か。最終的な目標とは何だろう。2017/07/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/41700
  • ご注意事項