出版社内容情報
OECD主宰の国際学力テストPISAを知っていますか? 大きな経済成長の見込めない時代、失業率の高さにあえぐEUを中心に、教育として与えられるのは「社会で生きていける力」であると考え、その力を測る手段として始まった。PISAダントツ世界一のフィンランドは経済的にも安定している国家。その教育は、読解力テストで劣る日本とどこがどう違うのか。視察や豊富なデータを元に、成功の秘訣をさぐる。
目次
1 PISAの測った学力(日本の国際学力は;いくつかの国際学力調査 ほか)
2 世界一の秘密(なぜ世界一になったのか;フィンランドとはどんな国か ほか)
3 フィンランドの子どもたちはなぜよく学ぶのか(学習とは知識の受容ではない;教え合い、学び合いから知識が作られる ほか)
4 フィンランドの教育背景(教室も学校もファミリー、福祉としての教育;特別なニーズに対応した教育 ほか)
5 世界標準の学力に向けて(明日の市民のための学力―OECDの動向;コンピテンシーの登場―DeSeCo計画 ほか)
著者等紹介
福田誠治[フクダセイジ]
1950年岐阜県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。都留文科大学文学部比較文化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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魚京童!
12
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-1440.html2014/02/18
イボンヌ
9
真似すること多いと思います。もう手遅れか。政府は教育に税金を使う気がないらしいから2018/10/17
kubottar
7
モンスターペアレントが生まれる背景には、親達の学校不信もあるかもしれない。それくらい日本の教育は行き詰まっていると思う。隣の芝生は青いともいいますが、フィンランドの教育はうらやましい限りです2011/01/19
Hachi_bee
6
フィンランドの教育の話。(そう言えば、 @aiaia89 さんにフィンランドメソッドの本を貸しっぱなしだった) フィンランドでは、教育は福祉の一部ということだそうだ。そういうやり方も、確かにある。(と言うよりも、フィンランドは成功している)なるほどなぁ。2018/10/07
悠里
5
フィンランドの教師になりたいと思ってしまった。自分の時間もあるのに生徒の学力も効率よく伸ばす。手間をかけ過ぎない。生徒にも自己責任を求める。だからみんな必死に勉強しようとする。それでもやらない子はほっとく(その生徒の意思選択)。日本人の気質的には出来るかどうかわからないけど、このままの日本の教育だとブラックが止まらないから見習いたいよね。2018/12/14