内容説明
小津安二郎生誕100年を記念して開かれた国際シンポジウム「OZU 2003」。海外からはペドロ・コスタ、ホウ・シャオシェン、アッバス・キアロスタミ、マノエル・デ・オリヴェイラの4人の世界的監督と5人の映画評論家が、国内からは青山真治、黒沢清、是枝裕和、崔洋一、沢井信一郎ら気鋭の監督が、さらに小津作品を彩った淡島千景、井上雪子、岡田茉莉子、香川京子らスターが一堂に会した。コーディネーターは、蓮実重彦、山根貞男と、小津安二郎と個人的にも縁の深かった吉田喜重。スターが明かす撮影現場でのエピソードも交え、懐古ではなく、小津安二郎と映画の現在で出会うために、2日間にわたって繰り広げられた熱い討論の全記録。
目次
第一日(二〇〇三年一二月一一日)(生きている小津安二郎;世界の評論家が見た小津安二郎;女優に聞く1;世界の監督たちが見た小津安二郎)
第二日(一二月一二日)(日本の監督たちが見た小津安二郎;女優に聞く2;全体討議とまとめ―海外と国内の参加者たちを交えて;シンポジウムを終えて―次の百年に向けての問い;付 今日の映画を再考する)
著者等紹介
蓮実重彦[ハスミシゲヒコ]
映画評論家・フランス文学者。1936年、東京生まれ。85‐88年、映画季刊誌『リュミエール』編集長
山根貞男[ヤマネサダオ]
映画評論家。1939年、大阪府生まれ。69‐71年、映画批評誌『シネマ69』を編集・発行
吉田喜重[ヨシダヨシシゲ]
映画監督。1933年、福井県生まれ。主な作品に『秋津温泉』『水で書かれた物語』『エロス十虐殺』『嵐が丘』など。03年に新作『鏡の女たち』を発表
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感想・レビュー
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