朝日選書
羽生善治 挑戦する勇気

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  • サイズ B6判/ページ数 149p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022598172
  • NDC分類 796
  • Cコード C0376

内容説明

挑戦する勇気を忘れてないだろうか?好きなことなら、困難も乗り越えられるはず…。常に将棋界をリードし続ける「天才」羽生善治が素顔で語る将棋との出会い。そこには、「好きだから、続けたい」という確固とした意志をもったすがすがしい姿があった。情報を知識ではなく「知恵」として吸収するノウハウ、瞬時に現状を把握し選択肢を「捨てる」技術など、羽生流「学びの極意」も満載。実績や常識にとらわれず、常に新しいものに目を向ける姿勢が「プロ」とは何かを教えてくれる。最終章では、子どもたちからの一問一答を収録。将棋の上達法はもちろん、ライバルの話から教育論まで、天才の本音が垣間見える。

目次

第1部 棋士になるまで(将棋との出会い;クラスでも将棋は人気 ほか)
第2部 日本で将棋は面白くなった(将棋の起源「チャトランガ」;各国に特有の「将棋」 ほか)
第3部 知識から知恵へ(勝利を導く四つのプロセス;経験が常にプラスになるとはかぎらない ほか)
第4部 子どもたちから一問一答(縁起;羽生VS.スーパーコンピュータ ほか)

著者等紹介

羽生善治[ハブヨシハル]
1970年、埼玉県生まれ。小学1年生から将棋に親しみ、12歳で奨励会に入会。85年、15歳で四段昇進。89年の第二期竜王を獲得し、史上初の十代タイトル保持者に。その後次々とタイトルを奪取し、96年には史上初の7冠王となる。現在までの獲得タイトルは竜王5、名人3、棋聖6、王位9、王座11、棋王12、王将6
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きょーこ

28
32歳の羽生さんが小学生に向けた講演をまとめたもの。プロになるまで。将棋の歴史。知識を知恵に変える。考えること等について。わかりやすく大人にもためになる。羽生さんはものすごい努力家なんだと言うことも伝わる。将棋を人生に生かしている。2017/01/10

せっちゃんさん

16
珠玉の名言集。最近YouTubeのマイブームが将棋なので読む。棋士の羽生さんが小学生向け講演で語った内容。大きく①棋士までの自分史②将棋の変遷③普段どう考えて打ってるか 。個人的には、「対局中は相手とも戦ってるが、迷いや恐れといった自分自身とも戦ってる。そのためには理性を磨く」「知識を積み重ね理解し知識を知恵へ変える」「一冊の詰将棋を自分で考えながら解いて9年かかった」。貪欲に学ぶことと、根気強く取り組む重要性が分かる一冊。2021/06/20

禿童子

12
2002年7冠の絶頂期に書かれた本で、自分の生い立ちと将棋との出会い、将棋の歴史の紹介、ファンとの質疑応答など軽い内容は一息に読めた。羽生善治が『三月のライオン』の桐山零のモデルの一人(中学生の15歳でプロ入り、デパート屋上の子供将棋大会など)で、若くして病気で亡くなった同年代の村山聖九段が二階堂晴信のモデルだな、と本書から読み取れた。将棋の記憶は音楽に似ているという記述が印象的:"「この音がくれば、次はこの音だろう」というようなサイクルがある...将棋にも音楽と同じようなサイクル、流れが存在する"2017/02/23

キコ

12
最近麻雀のルールを覚えて、面白いなとは思ったのですが、けっこう最初に配られた牌で優劣が決まってしまうんだなと思いました。それに比べて将棋は最初から全くの対等です。勝ったときは間違いなく自分の実力だし、負けたときは素直に自分の力不足を認めなければならない。そこが将棋の良いところだと思います。囲碁やオセロもいいですが、駒に文字が書いてあり、それぞれが意味を持つというところも好きです。あとは2手、3手先、それ以上を読まないと将棋は勝てませんね。現実にも応用したいものです。2016/11/08

R

12
羽生名人の小学生向け講座の内容をまとめた本でした。当たり前のことなのか、小学生からのQ&Aコーナーで、四間飛車やら、ゴキゲン中飛車やら質問されるというのに驚いたのですが、それぞれユーモアあふれる、でも判りやすくステキな回答をしていたのが印象的でした。内容はほかの本でも触れられていたところが多いものの、小学生の頃からライバルだった、友達だった人たちが、今もまた一緒に戦う相手だというのが、改めて凄いなと思いました。未来の王将戦が、そこにあったのだろう。2016/01/26

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