朝日選書
官僚社会主義―日本を食い物にする自己増殖システム

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022598165
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0330

内容説明

なぜ日本は変われないのか―それは過去の「改革」が、「特殊法人」「天下り」「役人の行動倫理」など、問題の原因ではなく結果、深層ではなく表層ばかりに焦点をあててきたからだ。真の改革のためには、日本の政治・経済のあらゆる過程に根を張り、行革をも奇貨として膨張を続ける「官の支配システム」に目を向けなければならない―ベストセラー『公益法人』の著者が、「史上もっとも成功した社会主義国」日本の病根に迫る。

目次

第1部 「官細胞」の実態(「改革」の負の歴史;増殖する「官」細胞(規制;見えない政府;長期計画;特別会計))
第2部 ごまかしと隠蔽のテクノロジー(金融恐慌のルーツ・大和銀行事件と住専問題;欺かれた改革―道路公団・郵政民営化;裏切られた改革―特殊法人問題;金融危機と官僚制)
第3部 隠された支配のシステム(官僚支配を支えるシステム;無責任を支えるシステム;公務員改革という名の絶望;パノラマ的展望)

著者等紹介

北沢栄[キタザワサカエ]
1942年東京生まれ。慶応義塾大学経済学部卒。共同通信社経済部記者、ニューヨーク特派員などを経て、フリーのジャーナリスト。98年にジャーナリスト仲間とオンラインジャーナルのホームページ「殴りcom」を開設し、「さらばニッポン官僚社会」を連載中。現在、東北公益文科大学で公益法人論を講義
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