朝日選書
オセアニア 暮らしの考古学

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022598158
  • NDC分類 389.7
  • Cコード C0322

内容説明

いまから約4000年前、イヌ・ブタ・ニワトリの家畜3点セットやタロイモの苗など、生活必需品をカヌーに積み込んで、東南アジアを船出した人々がいた。彼らは巧みにカヌーを操って海流に乗り、ハワイ、トンガ、フィジー、サモアなど、無人だった太平洋の島々にたどりつくと、そこに住み着いた。彼らは森林を切り開いて畑を作り、花の咲く木を植え、持ち込んだ家畜を育てた。私たちを魅了する、豊かでのどかな南の島の暮らしは、島本来の自然を破壊したり変えたりしながら、長い時間をかけて形づくられたのだ。独特の美しい文様をもつ「ラピタ土器」、ビーズの首飾り、魚や動物の骨、石斧や貝斧など、発掘で見つかる遺物が再現する、「南方楽園」の文化と社会。

目次

第1章 海を渡る
第2章 島に住む
第3章 作る
第4章 捕る
第5章 育てる
第6章 食べる
第7章 飾る
第8章 葬る
第9章 ふたたび海へ

著者等紹介

印東道子[イントウミチコ]
東京生まれ。1976年東京女子大学史学科卒業。同科助手を経て、1988年ニュージーランド・オタゴ大学大学院博士課程修了。Ph.D.。北海道東海大学教授を経て、2000年より国立民族学博物館教授。専攻はオセアニア先史学・民族学。研究テーマは、「オセアニアへの人類の拡散と居住戦略」「オセアニアの土器文化」など
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感想・レビュー

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ヒロキです

14
授業の為に使用。 オセアニアは多くの地域のように、肉を食べて生活することなく魚を食べて生活をしていたのは興味深いことであった。 また昔の人が、乱獲をして動物を滅ぼすことがあるのは驚きの部分があった。 船で家畜を違う島に移動していたのも新たな知見であった。2020/08/26

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