内容説明
冷戦が終結して10年余、日本にとっての「失われた10年」の、世界経済の動向は?グローバル化とボーダーレス化の有無をいわせぬ進行のうちに、「黄金の90年代」を謳歌した米国、ユーロの誕生、アジア通貨危機、そして忍び寄る世界同時不況の影まで、世界経済をめぐる主要ニュースについて、『ウォールストリート・ジャーナル』『エコノミスト』『フィナンシャルタイムズ』など、欧米の一流経済誌の記事40を厳選し、専門的な経済用語の解説だけではなく、ニュースの背景にまで言及しながら、「この10年」が世界経済にとってなんだったのかを、検証する
目次
第1章 米国経済
第2章 国際金融
第3章 欧州経済
第4章 新興国経済
第5章 デジタル経済とグローバル企業
第6章 石油・エネルギー
第7章 世界貿易
著者等紹介
井上邦夫[イノウエクニオ]
1951年生まれ。早稲田大学文学部卒業。米国コロンビア大学国際関係学大学院修士課程修了。ジャパン・タイムズ記者を経て、1987年ロイター通信社入社。経済記者としてマクロ経済、金融問題などを担当。東京支局、ニューヨーク支局、ロンドン本社勤務ののち、2000年から共同通信社国際局海外部記者
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