内容説明
子育て・教育・老後に悩まない国。
目次
デンマークという国
上昇した出生率
男女の出会いと出産
同棲・結婚・離婚
共働き家庭と社会の子育て協力
子どもは学校の中でどう育つか
子どもをめぐる風景
ユニークな社会の人育て
高齢者の暮らし方
特色ある市民の意識
まとめに代えて
著者等紹介
湯沢雍彦[ユザワヤスヒコ]
1930年、東京都に生まれる。東京都立大学社会学科卒業・同法学科卒業。東京家庭裁判所調査官、お茶の水女子大学教授、郡山女子大学教授、東洋英和女学院大学教授を経て、現在、お茶の水女子大学名誉教授。専攻は家族法社会学
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感想・レビュー
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Takao
3
2001年12月25日発行(初版)。高校社会科の授業で「社会保障」を扱う時に参考にしようとして求めたもの(だと思う)。求めてから既に約20年を経た。何度も挫折しやっと読み終えることができた。結局、デンマークは少子化「対策」に成功した国ではなく、社会自体の「暮らしやすさ」がもたらしたものなのではないか、ということに気づいた。例をあげれば、週37時間労働、大学までの授業料無償、年間5周の有給休暇、等々。人々の不満やこの国の「弱点」も語られており、20年後の「今」についても知りたいと思った。2021/07/26
トコル
2
教育についての考えが素晴らしいと思った。社会性を身に付ける教育。知識ばかり詰め込む日本の教育じゃ自信を持つ前に劣等感を持つ人の方が多いと思う。 日本もアメリカの真似をするんじゃなくて、デンマークのように社会性に重点をおいた社会制度を取り入れて欲しい。2011/05/25
ニョンブーチョッパー
1
○2010/01/08