朝日選書<br> アルフレッド大王―英国知識人の原像

朝日選書
アルフレッド大王―英国知識人の原像

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  • サイズ B6判/ページ数 233,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022595669
  • NDC分類 233.035
  • Cコード C0322

内容説明

マルチ人間の波乱の生涯。立法家にして教育者、建築家にして文学者。そしてヴァイキングを打ち破った勇将―。この並外れた能力はどこからきたのか。

目次

第1章 暗闇のなかのきら星
第2章 揺るぎなき指導者
第3章 アルフレッドの光と陰
第4章 ゲルマン武人のヒロイズム
第5章 国王の権威とアルフレッド法典
第6章 知識人と意識革命
第7章 アルフレッドのルネッサンス
第8章 アングロ・サクソンの社会と生活
第9章 ウェセックスの黒い雲
第10章 樫の大樹

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュンジュン

14
英国歴代君主の中で、唯一”大王”の称号を冠されるのはこの人だけ。外に対しては、侵略を繰り返すデーン人(ヴァイキング)を撃退。内に対しては、法典の編纂や行政組織を整備するなどイングランド統一の礎を築く。さらに、敬虔なキリスト教徒として、教育や文化振興にも尽力する。時計を考案したり、大学を創立したり、ラテン語から英語に翻訳した学者だったり、海軍の創始者だったり…。はたしてどれだけ真実の姿を映しているのだろう?もはや実像は遥か歴史の彼方、誰も分からない。でも、エピソード満載の大王が愛されている事はよく分かった。2022/07/19

wei xian tiang

2
オラフってのはノルウェーの王の名前から取ったのか… 知らなかった。2015/12/18

nrm

0
イングランドの英雄アルフレッド大王の生涯を、彼が成した教育・文化事業を中心に。母国語で十分な教育ができなかったことも驚きですが翻訳によって誰でも(主に貴族ですが)教育の機会を得られたことが今のイギリスの基礎を築いたんですね。またイネ王等の先人達があってこそ王の時代に開花することができたのだとも。「国を活性化し富ませるために最も重要なことは教育と文化の推進である」ことはどの時代にも共通のことだと思います。どれだけ強い力(経済力だろうと武力だろうと)を持とうとしても、それを使う能力を育てられなければ・・2010/10/09

サアベドラ

0
ラテン語聖書のサクソン語翻訳など、教育的側面が強調されすぎていて、アルフレッド大王の戦士としての面が見えてこない。これだけ読むとまるで学者肌の聖人君主のような気がしますが、実際はデーン・ヴァイキング相手に互角に渡り合ってるのでもっとたくましかったはず。2009/05/18

ホームズ

0
はるか昔に歴史の授業に出てきたので読んでみた。2007/12/29

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