朝日選書<br> 天皇論を読む

朝日選書
天皇論を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 218,/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784022594914
  • NDC分類 210
  • Cコード C0336

内容説明

即位の礼、大嘗祭と続くいま、改めて天皇(制)の意味が問われている。歴史上、天皇とはどのような存在だったのか。津田左右吉から中沢新一までの幅広い天皇論を通して、権威の構造を明らかにする。

目次

古代(大嘗祭―三つの皇位継承儀式 秘儀の変容 国際と私事のはざまで;王朝交替論―文献史学の立場から 考古学の立場から;不親政論をめぐって)
中・近世(南北朝の動礼と天皇制の危機;天皇の材期存続をめぐって;権門体制論と東国国家論;行動する「治天」;「行司」としての権威;「官位」昇進運動;家職と権威;静かな変容;ターニングポイント)
近・現代(危機感を持つ学者たち;権力と権威;日本文化論;文化人類学と天皇;宗教的権威;明治天皇の二重性;近代天皇性の精神;天皇権威と民衆;メディア天皇制;記号学の見方;教育勅語と君が代;昭和史から)