内容説明
第2次大戦の序章、スペイン戦争―ファシズムと対決するため、各国から労働者が義勇兵として参戦した。そのなかに1人の日本人がいた。米リンカン大隊員として散ったジャック白井とは何者か?北海道、ニューヨーク、そしてスペインと、その足跡を追う。
目次
ジャック白井の履歴書
函館時代の白井像
函館からニューヨークへ
ニューヨークの日々
スペインを救え!
静かなる決意
出征前夜
マドリード防衛と国際旅団の決起
午後3時出発
フランスに上陸
ビバ・ラ・レボルシオン
訓練基地アルバセーテ
ビリャヌエバ・デ・ラ・ハラ村
ハラマ川の初陣
別のアメリカ人大隊
束の間の休暇
ハラマの戦闘からブルネテの戦闘へ
六カ月の兵役と思ったのに…
ブルネテの戦闘―ジャック白井の戦死
フランコ軍の大反攻
国際旅団の解散
共和国の敗北と亡命
帰還とその後