出版社内容情報
この本は文字通りの書き方伝授ではない.ラブレター,脅迫状,抗議文…さまざまな実例を通じて,手紙の効用を説き,それを読んだ結果として,「手紙の書き方」が身につく,激辛評論家のコトバのレッスンである.
内容説明
手紙は人なり。愛の告白も方言なら。手紙は距離感で凝縮する。遺書と弔辞も手紙である。書いた手紙は一晩寝かせて投函せよ。具体を書け、想いを書け、生活を書け。
目次
1 手紙の距離感(あるホームレス俳人との文通;日本一短い父への手紙 ほか)
2 具体を書け(伊藤肇という人;円谷幸吉の遺書 ほか)
3 批判的問いかけ(やわらかく深く;拝啓橋本大蔵大臣殿 ほか)
4 依頼状と断り状(「ある牧師の妻の昭和史」の場合;石川啄木の借金依頼 ほか)
5 遺言と弔辞(「ただ抱いて欲しかった」;重く悲痛な自己偽瞞 ほか)
著者等紹介
佐高信[サタカマコト]
評論家。1945年生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、高校教師、経済誌編集長を経て、1982年に評論家として独立
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