出版社内容情報
英会話ができ,外国人とそつなくつきあえればいい? 二一世紀を生きる若者に求められる国際感覚はそうではありません.一人の人間として異文化とむきあい,平和・人権・環境など人類共通の問題解決に参加できる,そんな「地球市民」としての資質を身につけたい.自己表現や討論の能力,ボランティアなど,具体例豊富に探ります.
内容説明
英会話ができ、外国人とそつなくつきあえればいい?21世紀を生きる若者に求められる国際感覚はそうではありません。一人の人間として異文化とむきあい、平和・人権・環境など人類共通の問題解決に参加できる「地球市民」としての資質を身につけたい。自己表現や討論の能力、ボランティアなど具体例豊富に探ります。
目次
序章 国際感覚ってなんだろう
第1章 異文化とむきあう
第2章 世界の動きをみすえて
第3章 自己表現力をつける
第4章 主体的に学ぶ
第5章 行動する若者たち
終章 地球市民として生きる
著者等紹介
渡部淳[ワタナベジュン]
1951年秋田県生まれ。国際基督教大学(ICU)教養学部卒業。現在、ICU高等学校教諭(社会科)。ディベートやグループ・プレゼンテーションなど、生徒の自主的な学習能力や表現力を伸ばす指導を追求・実践するとともに、多くの帰国生・留学生と接した経験をもとに、国際理解教育にも意欲的にとりくんでいる
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感想・レビュー
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雨巫女
6
うちの会社の別の部門に外国の方がいる。最近やっと世間話ができるようになった。国際化を身近に感じました。2010/07/24
てくてく
4
ICU関係の話が多いがそれなりに学ぶことの多い一冊。1995年出版だが、それほど時代感は感じない、というよりも、最近の国際感覚を育てようとする教育はどうなっているのかしらと思った。国際感覚を育て、グローバルな視点を持てば持つほど自国ファーストにはならないと思うのだが、昨今の情勢はどうであろうか。2017/06/03
くろほ
4
初版が95年なのでデータは古いが、内容は現在でも充分通用する。国際感覚というものは一朝一夕で身につくものではなく、普段から意識して練習しておかないと無理だ。帰国生の体験談が多く書かれていて、刺激になった。2011/01/09
すがの
3
20年前が初版の本。今でも通用してしまうのは、日本に進歩がないからか?「国際=西洋の白人」というステロタイプを脱却せよ、という主張がなされているが、今日のわが国はというと……2015/09/11
inote2
3
ジュニア新書ということもあって、丁寧に書かれていてとても読みやすい。世界や日本について考えるきっかけとなるとても良い本。2010/07/14