岩波新書<br> 大化改新を考える

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大化改新を考える

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004317432
  • NDC分類 210.34
  • Cコード C0221

出版社内容情報

日本史上最も有名な出来事の一つ、大化改新。だが具体的に社会はどう変わり、民衆の生活はどのような影響を受けたのか。例えばそのヒントは『日本書紀』の「雨乞い」記事にある──。徹底した史料解読を通じて実態に迫る。

内容説明

六四五年、蘇我入鹿暗殺。このクーデターを契機とし、激動の東アジア情勢を背景に「大化改新」が始まる。新たな中央集権国家形成を目指した改革が実行されてゆくなかで、具体的に社会はどう変わったのか。例えばそのヒントは『日本書紀』の「雨乞い」記事にある―。文献の徹底した解読と考古資料の検討を通じ実態に迫る。

目次

プロローグ―神々の大化改新
1 『日本書紀』が描く「大化改新」とは(東アジアの政変―隋・唐の建国と乙巳の変;孝徳天皇の即位と「改革の使者」;「改新詔」を復元する ほか)
2 「諸国」を統べる新政権―京・畿内と「評制」(難波遷都と京・畿内・国;新たな地域支配―国造支配から立評へ;地域の拠点と開発 ほか)
3 社会習俗の「文明開化」(「愚俗の改廃」と婚姻習俗;祓除の禁止と薄葬令;宮廷儀礼と歌木簡 ほか)
エピローグ―大化改新後と民衆

著者等紹介

吉村武彦[ヨシムラタケヒコ]
1945年朝鮮大邱生まれ。京都・大阪育ち。1968年東京大学文学部国史学科卒業、同大大学院国史学専修中退。現在、明治大学名誉教授。専攻、日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koichiro Minematsu

28
時の天皇は推古・舒明のあとを承けた女帝・皇極天皇。中大兄皇子、中臣鎌足らは、当時最大の豪族、蘇我入鹿を暗殺、乙巳の変というクーデターを成し遂げる。譲位を受けた孝徳天皇は遷都し、大化改新を発布。それは天皇への権力集中と民衆を公民制とし、社会生活の変革を迫るものだった。平成最後の時に日本という国を振り返ることができて良かった。農繁期のこれから、飲酒と美味は禁止されていた。2019/03/30

to boy

24
日本古代史は中学の時に学んだだけなので少し勉強しようと思い図書館へ。でも、この本は難しすぎた。どちらかというと専門的過ぎて読むのが辛かった。政治的な話だけでなく大化の改新によって貴族や農民の生活がどのように変化したのかなど細かく考察されていたが、理解しにくくて自分の勉強不足を知らされました。2021/02/20

みこ

23
ここ最近の大化の改新論というと藤原氏や日本書紀などによってどう事実が歪められたのか、真相はどうだったのかという陰謀論や政治史に終始したものをよく目にする。その辺に興味がないわけではないので、本書もそういう類かと思って読んでみたら全く別の内容だった。明治維新による西洋化が庶民の暮らしをことごとく変えてしまったように大化の改新も神代から官僚制度への大きな変革であり、人々の暮らしもこれにより文明開化されたもののようだ。改めて今の歴史教育は学ぶべきことを学んでいないような気がする。2018/12/27

20
権力の集中と公民性の創出という二面から大化改新を考えた本。公民性と結びつけて考えたことがなかったので、面白かった。つかみは雨乞いをするにあたり、村の祀部が旧来の習わしでやっても降らず、蝦夷が仏教でやったらちょこっとしか降らず、皇極帝がやったら5日にわたり大雨になったとの日本書紀の下り。大化改新は中国では「中国にならった文明化」として捉えられており、日本の改革の中では評価が高く、シンポジウムも開かれていたらしい。ほへー。妻が再婚しても前夫は新しい夫にたかるなとか結構生々しいお触れが出てたんだなあ。2018/11/09

MUNEKAZ

19
日本書紀による「改新詔」の改作を排し、改新の元詔を検証した一冊。当然だけど文献による制度の話がメインで、決してとっつきやすい本ではない。ただ後半で一般大衆の習俗に対する改新の影響が述べられており、この辺は結構面白い内容だと思う。中国の律令を引き写した改新詔が嫁入婚を前提としているのに、実際の現場では妻問婚なので条文の内容に矛盾があるなんてのは興味深いところ。「古代史をおもしろく」と叫ぶなら、もっとこっちの方面を膨らませたほうが、他と差別化できてよかったかも。2023/03/18

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