出版社内容情報
旅の中で出会う様々な歴史の足あと。遺跡や文化財のみならず、歌、祭り、食など、生活のあらゆる面に長く育まれた〈地域の力〉が息づいている。北は津軽から南は日向まで、歴史家の練達の筆に、列島の多様な魅力が浮かびあがる。
内容説明
地方を訪ねる旅の中で出会い、見た歴史の足跡を追う。各地には遺跡や文化財をはじめ、歌や祭、食など、その地に営まれる生活の諸側面に、長く育まれてきた“地域の力”が息づいている。北は青森・津軽から南は宮崎・日向まで。実際にその地を歩きながら綴られた歴史家の練達の筆に、列島の多様な魅力が浮かびあがる。
目次
1 人(芭蕉―大津に蓄積された情報力(滋賀県大津市)
連歌師宗長―伊勢湾岸を襲った災害を越えて(三重県東部) ほか)
2 山(筑波山―山に引き寄せられた人々(茨城県筑波山麓)
立山―山は人を育て、経済を豊かにする(富山県東部) ほか)
3 食(讃岐うどん―平野と海の恵み(香川県讃岐平野)
若狭もの―流通文化の水脈を見つめる(福井県小浜市) ほか)
4 道(四国巡礼道―山野河海の活用史を構想する(徳島県東部)
山陽道―備前福岡をめぐる産業文化(岡山県東部) ほか)
著者等紹介
五味文彦[ゴミフミヒコ]
1946年山梨県に生まれる。1970年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学教授などを経て、東京大学・放送大学名誉教授。専攻は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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