岩波新書 シリーズ日本中世史 1<br> 中世社会のはじまり―シリーズ日本中世史〈1〉

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岩波新書 シリーズ日本中世史 1
中世社会のはじまり―シリーズ日本中世史〈1〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 242,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004315797
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C0221

内容説明

中央集権的な古代国家から、様々な力のせめぎ合う中世社会へ。院政の開始、「家」の確立、武士の台頭、そして活力を増す地方の諸国など、噴出する変革の動きの中から、現代にも通じる日本文化の基本的枠組みが形づくられてゆく。家・身体・職能といった文化面にも注目しつつ、中世はじまりの時代のダイナミズムを描く。

目次

第1章 中世社会が開かれる
第2章 地域権力と家の形成
第3章 地域社会の成長
第4章 武者の世と後白河院政
第5章 身体の文化
第6章 職能の文化

著者等紹介

五味文彦[ゴミフミヒコ]
1946年山梨県に生まれる。1970年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学教授等を経て、放送大学教授。東京大学名誉教授。専攻、日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

49
岩波古代史シリーズに引き続き中世史シリーズを読み始めた。本書はその第一巻で中世史全体の総論を意図しているようだが、一見は院政期から後鳥羽上皇の承久の乱あたりまでの通史が中心。しかしそう読むと読み誤る。これは入門書の類ではない。難解と感じられたのは、多くの人物が登場し、人物関係が掴みづらかったせいだが、それは読者の責任だろう。政治史だけを追うのでなく、数々の古典と仏典が散りばめられており、文化の総体を捉えようとしている。この時代の文学史としても読める。個人的には、徒然草の本質や平泉の意図が新鮮だ。↓2017/05/08

壱萬弐仟縁

46
日本列島が海を越えて離れていた分、距離を置いて接し、唐の物を受容するなかでその文化を変容させていった。それが唐風(14頁)。京の文化の担い手として京童が登場(16頁)。12Cには日本列島で広く陶器生産が行われるようになったという。平泉では渥美産、常滑産の陶器が大量出土しているとのこと(135頁)。栄西は養生の重要性を強調し、「茶は養生の仙薬なり。延齢の妙術なり」と茶が養生に最適とし、喫茶の習慣を生んだ(175頁)。2016/07/20

Book & Travel

33
岩波新書の中世史シリーズで少しずつ日本史の復習。本書では平安院政期から室町時代の北山文化あたりまで。源平動乱など乱や政変の記述は非常にあっさりだが、そこは他書に譲るということだろう。その代わり、五味氏の研究の特徴というべきか、「愚管抄」や「徒然草」など当時の文学作品や歴史書の記述から、各時期の人々の思潮にポイントを置いて詳しく書かれている点はとても興味深い。この時代、民衆や武士の台頭、職能・家の形成など、社会や文化、人々の思潮において、現代にも繋がる大きな変化の時代であったことがよく理解できた。2016/07/23

chanvesa

26
全四巻の初めなので、中世の全体をまとめるというのはわかるが、やはり教科書を読んでいるような。文学史を軸にして政治史を語るというのは納得できるが、羅列のような感じがしてしまう。後鳥羽院の『梁塵秘抄』編纂の執念、今様詠いまくりの精神と、院政の権謀術数がなぜ両立したのかをもっと追究してほしかった、とても気になる。中世のカオスの一端がその精神に埋まっていると思う。2017/05/02

coolflat

14
院政期から南北朝の動乱まで。35頁。前九年の合戦を中世の端緒と考えるのは、一つに安倍氏による陸奥の奥六郡の「管領の司」の支配が、後の武家政権と繋がっているから。源頼義を支援した清原氏も出羽の仙北三郡の司であって、この「司」とは諸国の郡司とは違い、辺境の地の支配のために威勢のある豪族に管領権を与えたものである。その後、この奥六郡の「管領の司」を継承したのが平泉の藤原氏に他ならず、さらに源頼朝に継承された。もう一つは、安倍氏方にあった藤原経清が白符を用いて官物の徴収にあたった事で、これも武家政権に繋がっている2017/05/19

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