岩波新書<br> 刀狩り

電子版価格 ¥968
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岩波新書
刀狩り

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004309659
  • Cコード C0221

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fseigojp

16
江戸時代でも天領以外では、刀は結構庶民に残っておったようです 土佐の郷士や十津川郷士などは最たるもの マッカーサーの刀狩は、本当に怖かったのでしょう旧日本兵が暴発するのが。。。明治政府も、旧士族の反乱に懲りたのでしょうね その点、中世の刀狩は身分社会の確立が目的だったという指摘は鋭い!2015/08/05

リードシクティス

14
太閤検地と並んで豊臣秀吉の重要政策として知られる刀狩り。教科書に載っている数行の記述で、あたかも全国の民衆の所持する武器がすべて没収しつくされ、それ以後武士以外の民は武器を一切持たなかったかのような印象を持っていたが、それが誤りであることを知った。実際は武器没収よりも、身分の固定化が主であり、武器自体は江戸時代を通じてかなりの数が農村に存在し、百姓は脇差を腰に差していたらしい。江戸期以降の平和は、お上からの命令よりも、「武器を持ちながらも使わない」という民衆の自立と合意によるものという見方は感慨深い。2019/04/02

futabakouji2

10
なんて面白い本だったんだ!! これを読む前は日本の農民は刀狩りで鉄砲を個人所有できないという歴史観だった。しかし、違った。刀狩り以降も農民は武器を所有していた。太刀を帯刀することを禁止されていた。しかし、帯刀してはいけないだけで家に置いておいた。しかも鉄砲にいたっては農地を荒らす鹿や猪のために発砲していた。全然武装解除してないじゃん!日本人は武器を刀狩りで奪われたために、政府に文句が言えないという論があるけど全然違うじゃないか!! 武器を持っているのに一揆の時に鉄砲、刀を持って暴れないのは奇跡に近い。2018/06/05

MUNEKAZ

8
秀吉の行った「刀狩り」が、字義通りの「武装解除」ではなく、「身分統制」であったことを示した画期的な一冊。武器を取り上げるのではなく、「帯刀」を禁止する(だから武器自体は農民が封印する)という事実の意外さ、そして武器の使用に対する中世から近世にかけての意識の変化と読みどころが多い。また同じ武器でもシンボルとみなされる刀に対し、あくまで道具扱いの鉄砲という違いも面白い。しかし現代日本人が当たり前に思う一般市民が武装をしていないという状況も、占領を経た戦後からのもので随分最近の現象なんだなぁと。

makio37

8
著者は国家権力による武装解除論から、民衆の自律と合意による武器封印論へと「秀吉の刀狩り」像の見直しを提案する。刀狩り後も町人・百姓が「使えば極刑」という覚悟とともに普段から脇差を持ち歩いていたというのには驚いた。この<武装権=人の尊厳そのもの>という感覚が今の日本人にはない。エピローグの言葉が印象に残る。「長く武器を封印し、戦争を放棄して、平和を謳歌してきた日本人。そのコンセンサスの歴史が、いま個人から国家(憲法9条)のレベルにいたるまで、危うく崩壊に瀕している。」2016/06/19

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