出版社内容情報
「もっと粋に生きなくちゃ」-ご存じ,六輔辻説法が冴えわたる! 辛淑玉さん・中山千夏さんとの対談や,淡谷のり子さんの追悼講演は著者ならではの世界.西暦2000年を期して,六輔ワールド第2幕! (人間関係ヨコ編)
内容説明
「もっと粋に生きなくちゃ」―夫婦関係・男女関係の不思議さ、おもしろさをテーマに、ご存じ、六輔辻説法が冴えわたる。辛淑玉さん・中山千夏さんとの対談や、淡谷のり子さんの追悼講演は著者ならではの世界。同時刊行の『親と子』とあわせ、人間関係のタテヨコを縦横に語る紙上バラエティ。西暦二〇〇〇年を期して、六輔ワールド第二幕。
目次
1 まずは―「もう、女じゃなくて、人間を演じたいわ」
2 つまり―「呪文に左右されちゃダメ」
3 そして―「自然はとてもよくできている」
4 やはり―「惚れているときの歌は生きてます」
5 むかし―「相互乗り入れがいちばんいいのよ」
6 最後に―「淡谷のり子さんはいい女でした」
著者等紹介
永六輔[エイロクスケ]
1933年、東京浅草に生まれる。本名、永孝雄。早稲田大学文学部在学中より、ラジオ番組や始まったばかりのテレビ番組の構成にかかわる。放送作家、作詞家、司会者、語り手、歌手などとして、多方面に活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。@新潮部
10
《私‐図書館》【再読】いなくなって有り難みがわかります。永さんも奥様亡くされてツライだろうなあ。2012/06/11
アルゴン
2
★★★★ 「アカの他人どうしが起こす奇蹟。それが夫婦というものです」「男が命を張ってりゃ、女はついてきますよそのついてきた女にやさしくしてやる。それだけのことですよ」と、昔の人らしく一時代前の言葉ですが、粋な言葉です。最後の淡谷のり子さんの話はよくよく考えたら「どのへんが夫と妻?」という感じですがおもしろい。2015/05/26
hanako
2
著者について等、読前情報が足りなかった……文章で答えを出すのではなく話をまとめたものだからか、ちょっと物足りない。粋にとらえようとするのはいいのだけど。マグハヒの件は確か先にイザナミの持ちかけが失敗するため「女が物事を始めるとうまくいかない例」として語られているのを聞いたことがあるような気がする(自信はない)。見方をかえればどうとやら。一夫多妻制についても面白かったな。2011/01/08
y
1
後半からが特に面白かった。この本で淡谷のり子さんを知った。★4 2017/07/17
かのこ
1
永さんの語り口調のまま、上手な表現だなと思いながら読みました。 軽快なテンポで書かれてあるのがよかったです。 Ⅰ まずは・・・ Ⅱ つまり・・・ Ⅲ そして・・・ Ⅳ やはり・・・ Ⅴ むかし・・・ Ⅵ 最後に・・・ 目次のつけ方が面白いです。 最後のところで 淡谷のり子さんの話が書かれてあるのだが、それがまた面白いです! 2009/11/08