岩波新書
政治・行政の考え方

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004305521
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

行政が劣化し,財政が破綻する事態にいたって,政治・行政改革がますます急務となっている.日本国憲法が明治憲法的に運用されているとする著者は,国会改革をとおして省庁と内閣を切り離し,官僚内閣制から国会内閣制へ移行させるべきだとする.都市型社会の成熟が要請する分権化・国際化に対応できる《政治・行政の考え方》とは何か.

内容説明

行政が劣化し、財政が破綻する事態にいたって、政治・行政改革はますます急務となった。日本国憲法が明治憲法的に運用されてきたという著者は、国会改革をとおして省庁と内閣を切り離し、官僚内閣制から国会内閣制へ移行させるべきだとする。都市型社会の成熟が要請する分権化・国際化に対応できる『政治・行政の考え方』とは何か。

目次

1 日本国憲法の50年
2 官僚内閣制から国会内閣制へ
3 国会オンブズマンの制度設計
4 市民立法の発想と法務
5 公共政策づくりにとりくむ
6 政治学では何が問題なのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

D.Okada

4
都市型社会に移行し、成熟した現代の日本にあって、分権化、グローバル化に対応できる政治・行政のありかた、考え方とはなにか、日本国憲法の50年の歴史、官僚内閣制から国会内閣制へという持論の展開、オンブズマン、市民立法、公共政策、政治学の課題の観点から論じられている。10年近く前の本ではあるが、参考となりうる点は多々あると思う。2010/09/20

羽生沢

2
腐敗した官僚主導政治の改革を訴える政策提言の書。問題意識はリバタリアンに近く、国会への会計検査院の設置のような検討に値するアイデアもあるが、執拗な官僚バッシングと市民自治への過剰期待が鼻に付く。2015/03/02

False_be

2
話し言葉だけど難しく感じました。政治学の研究が進んでないというのは未だ当てはまるかもしれません。政策学部などが新設されたりもしていますが・・・。法学部ではやはり裁判所で扱う個別事例を解決するための、法律解釈学が中心です。もう少し、立法政策などを学べてもいいのでは。2013/10/12

ほるひす

2
だいぶ前の本だがこの本で問題とされていることが今でもあまり変わっていないことが残念。ただ、市民の政治参加や地方分権は当時より少しは進んでいると思う。2013/04/03

プリン

2
菅直人氏の『大臣 増補版』を読んでから本書を手にしました。氏が政治実践の場において松下理論を下敷きにしているという意味が本書を読んでよくわかりました。「官僚内閣制から国会内閣制へ」という第2章は今一度読み返して理解を深めていきたいと思ってます。2010/02/14

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