出版社内容情報
「O157」が日本を,「エボラ熱」「狂牛病」が世界を震撼させたのは最近のこと.一方,結核による年間死者300万,マラリア250万というように,人類が克服したといわれる感染症が,世界各地で猛威を振っている.なぜ,いま感染症が大発生するのか? 話題の感染症について病原体と集団発生の原因,身を守るための対策をしめす.
内容説明
「O157」が日本を、「エボラ出血熱」「狂牛病」が世界を震憾させたのは最近のこと。一方、結核による年間死者300万、マラリア250万というように、人類が克服したといわれる感染症が、世界各地で猛威をふるっている。なぜ、いま大発生するのか?話題の感染症について、病原体と集団発生の原因、身を守るための対策をしめす。
目次
1 感染症と現代人
2 感染症の対策史
3 感染症をおこす病原微生物
4 飲食物を介しておきる感染症
5 動物や昆虫を介する感染症
6 性行為や接触で感染するもの
7 病原体の飛沫や環境汚染によるもの
8 人的行為でおきた感染症
9 話題になった感染症
10 感染症のいまと私たちのくらし
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
4
ふむ2024/03/15
なんとかさん
0
家にあった本。少し前の本なので読んでから今はどうなっているのか気になった。ただ感染症に対する認識と対策については本書の基調とするところで変わらないだろうなと思う。2016/05/09
ぺんちゃん
0
感染症の病名、症状、治療法が詳しく書かれていた。ゼミの教授に勧められた一冊。 私は最近の感染症の流行はコンプロマイズド・ホストが偏った食生活などで増加したからだと思っている。2013/06/07
colthearts
0
少々古めの本。古書店で購入。 基本的には食中毒と他の重篤な感染症に重きを置いて、 その原因・症状・伝搬要因を述べている。 新書だが、知識面は案外に専門的で満足。 ただ、食品安全学の参考にと読んだが、その意味ではあまり効果無し。 ちょっと不満なのは、おそらく専門分野外であろう感染症と暮らしの変化の部分。 定型的な、地球温暖化・抗生物質多用・乱開発の記述のみだった。この程度、今の大人なら誰でもわかってる。 医師の視点から、医学的にもう一歩踏み込んだ内容が欲しかった。2009/02/02