出版社内容情報
自民単独支配の終焉後,いっそう混迷の度を深める日本の政治.そのゆくえを考える上で,戦後五○年の歩みをたどり直すことは,何よりも有効にちがいない.本書は,好評の『データ戦後政治史』(一九八四年刊)を大幅に増補,改訂した新版.ベテラン政治記者が激動の現代史を手ぎわよく記すとともに,衆参両院の全選挙結果一覧を収める.
内容説明
自民単独支配の終焉後、いっそう混迷の度を深める日本の政治。そのゆくえを考える上で、戦後五〇年の歩みをたどり直すことは、何よりも有効にちがいない。本書は、好評の『データ戦後政治史』(一九八四年刊)を大幅に増補、改訂した新版。ベテラン政治記者が激動の現代史を手ぎわよく記すとともに、衆参両院の全選挙結果一覧を収める。
目次
敗戦
占領と改革の開始
憲法改正
政党の復活
戦後最初の総選挙と第一次吉田内閣
社会党、第一党に
初の単独過半数政党
講和の前後
吉田対鳩山、左社対右社
保守一党優位体制の成立〔ほか〕
著者等紹介
石川真澄[イシカワマスミ]
1933年東京に生まれる。1957年九州工業大学機械工学科卒業、朝日新聞社に入り、編集委員(政治担当)などを歴任。現在、新潟国際情報大学教授
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感想・レビュー
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ふね
11
終戦から95年あたりまでの日本政治の動きが淡々と記述された本。良い意味でも悪い意味でも教科書的で、私にとっては読み進めづらかった。日本史についてはいろんな本に手を出して重層的に知識を深めていきたい。2015/02/18
佐島楓
11
現代史はとにかく不勉強なので読む。結局戦後直後~最近になっても同じことの繰り返し。選挙第一、利権第一。この構造を壊さない限り真の意味での新しい政治はできないんじゃないかな。自民党の罪は深い。2011/10/06
あらあらら
8
自社さ政権誕生までを選挙結果を主とした政党の盛衰、首班選びを中心にまとめた初版が本棚にあったのでよんでみた。政策実現のためには、いかに過半数をとるかなんだろうけど、今も昔も国民不在の政界再編は続いていく…2014/12/15
しーもあ
4
改定版も出ているけど、古本屋で買ったので初版本。戦後の政治の流れが淡々と、わかりやすく書かれている。どのようなことがあったのかおさらいしたり、高校で政治経済を学んでいる人なんかによい本2014/09/04
スズツキ
3
オススメとして各所で挙がってたけど、絶版だったので探し回ってやっと見つけたと思ったら、新版が出てました。内容は文句なく良い。2014/05/03