岩波新書<br> 都市の政治学

岩波新書
都市の政治学

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  • サイズ 新書判/ページ数 195p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004303664
  • NDC分類 361.78
  • Cコード C0236

出版社内容情報

都市は目覚ましく変貌している.消費生活の変化に歩みを合わせるかのように,コンビニは街に溢れ,郊外に巨大な人工空間が出現し,ウォーターフロントに怪異な建築群が林立する.中小都市は,町おこしのイベントに明け暮れ,Jリーグに熱中する.こうした現象は人間にどのような意味をもつのか.都市と人間の関係の本質をさぐる画期的な都市論!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kthyk

14
25年前に出版された本だが、手にしたのは20世紀末。前世紀末と今世紀末に関心を持っていたのでこの本は刺激的だった。「都市の政治学」とはなんだろう。所謂、都市計画学にも政治学にも関わらない。それは「人間はどんな時代でも虚構<物語>の中を生きてきた、それでいて<経験>を<真実>とか<本物>という根拠はその物語りが歴史や伝統を持つとき」というところにある。そして、今や「人新世」がテーマ。彼は技術、交通の発展によって、都市が相互に独立性を失い、人々の生活や意識もボーダーレス、主権国家も消滅してゆくと説いていた。 2020/12/25

潮見

6
94年に出版された新書。少し読み飛ばしたけど、読みやすい文章で分かりやすかった。でもどうして都市論の文章って詩的表現が多いんでしょう。好みだから別にいいんだけど少し気になる。古さを感じたのはコンビニ分析と情報通信の象徴がファックスだったことくらいで、「世界化する都市」や「Jリーグと都市の結びつき」は割と今っぽい話だなぁと思った(あと空港も今はちょっと違うんじゃないかなぁと思ったけど詳しくないので分からない)。2013/04/25

引用

5
零の修辞学が都市論として書き下ろされたもの、フランス・ドイツに通暁した多木ならではのベンヤミンを経由したあのアプローチで首都を論じる手つきはさすが、東南アジアやアフリカの新都市を見たらどう論じたのかとふと気になった2021/05/10

茶幸才斎

5
我々の思い描く「都市」の起源は19世紀の都市国家の首都にあるが、20世紀以降、資本主義その他の得体の知れない力により、我々の意思の埒外で都市は不気味に変貌と遂げ、かつそのことに筆者自身が困惑し、その意味をつかみきれずにいる。ために本書では、「都市」なる古今のイメージからインスパイアされる雑多な事象について四方八方に思索の手を広げながら、しかしそれらが千々に飛散したまま回収されず、あれこれ小難しい概念を文学的レトリックを交えてこねくった印象だけがむなしく残る。何か重要なことでも分かったときは教えてください。2012/11/28

ミツ

5
ベンヤミンを下敷きにバタイユ、バフチン、ボードリヤールを援用し、都市を自らを諸力のせめぎ合う場として認識する方法と見なすことで近代の世界像を透視する。 コンビニ、ショッピングセンター、ニュータウンからテーマパーク、ファストフード、空港と生活に即した領域から、デザイン、犯罪、国民国家、ユートピア、小説、主体まで都市論を広く浅く総論的にザックリ概説してくれたのでありがたかったが、少し物足りないかも。 また消費社会と情報社会の次のグローバル化まで論じたは良いがそこで終わったのが94年という時代の限界か。良作2010/02/19

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