岩波新書<br> 歴史としての社会主義

岩波新書
歴史としての社会主義

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784004302391
  • NDC分類 309
  • Cコード C0222

出版社内容情報

東欧革命とソ連邦解体によって,ロシア革命が切り拓いた国家社会主義のシステムはついに終焉の時を迎えた.この歴史的な大転換はいったい何を意味するのか.ペレストロイカの展開を見守ってきた歴史家が,マルクス主義の成立にまで遡りながら,社会主義の思想・運動・体制の歴史を批判的に見直し,世界史における社会主義の運命を問う.

内容説明

東欧革命とソ連邦解体によって、ロシア革命が切り拓いた国家社会主義のシステムはついに終焉の時を迎えた。この歴史的な大転換はいったい何を意味するのか。ペレストロイカの展開を見守ってきた歴史家が、マルクス主義の成立にまで遡りながら、社会主義の思想・運動・体制の歴史を批判的に見直し、世界史における社会主義の運命を問う。

目次

1 モスクワ1992年
2 近代西欧のユートピア
3 マルクス主義の強さと弱さ
4 世界戦争の時代とロシア革命
5 新しい文明か―スターリンの帝国
6 第2次大戦から冷たい戦争へ
7 抵抗の社会主義―バルカンとアジア
8 世界戦争の時代の終り
9 国家社会主義の終り
10 新しいユートピアはあるか

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

123
私はかなりな右翼なのですがこのような本も読んでいます。著者は北朝鮮や中国よりの人でかなり金正日が死んだときにも落胆を隠せない書き方をした著作もあります。まあ社会主義について東欧やソビエトの崩壊を見てその社会主義の行方を考えているのでしょうが、日本もある意味官僚国家平等社会主義であるという気は私もしています。自己責任主義ということをいわれてもまだまだでしょう。今後は社会主義という観点からはやはりアフリカの世界などを注目していくべきなのでしょうね。2016/02/16

nobody

16
客観的な社会主義の歴史を求めた読者は失望させられたはずだ。「資本主義ヘ向かうヨーロッパ世界の諸世界制覇の過程が世界史の成立の過程である」という解りにくい前提の元、「国家社会主義」(ナチスは「国民社会主義」となる)を「世界戦争の時代」に固有の現象として措定する独特の史観を開陳してくれる。和田はネット上では悪評芬々だが、マルクス主義もユートピア思想の一環としてしか捉えずマルキストではない。北方領土放棄論も冷厳な利害判断からきており、ソ連の横暴は糾弾している。ただ北朝鮮に関してはやはり腹蔵するものがあるようだ。2016/10/29

無重力蜜柑

11
マルクス主義とそれ以前のユートピア思想、ソ連史に東欧とアジア各国の政治・経済史を加えた社会主義史の外観本。長期不況の前に書かれた本だけあって、将来予想周りの記述は色々と隔世の感がある。日本は国際経済の主役にはなれなかったし、北朝鮮も中国も民主化してないし、世界はそんなに非軍事化の流れには向かっていない。でもそれはそれとして、各国に成立した「社会主義体制」がどういう性格のものであったかを比較するには分かりやすくてとても良い本。引き続き中国やソ連のもっと詳しい本を読んでいきたい。2021/01/24

あんころもち

11
この本は4半世紀も前のものである。当時はソ連が崩壊し、資本主義の勝利が決まったかのように見えた時期であった。その中でかつて社会主義、ひいてはソ連に心酔した著者によって著されたこの本はある種「ソ連のことは嫌いになっても社会主義のことは嫌いにならないでください」的な雰囲気を醸し出している。タイトル通り、資本主義のアンチテーゼとして生まれた社会主義がいずれ全体主義を超える全体主義になって自壊した過程をざっくりと描く。スターリンであれ毛沢東であれ、全体主義を超える全体主義と化した社会主義国家の内実は凄惨である。 2016/03/14

スズツキ

4
これは判断に困る。10章の「新しいユートピアはあるか」の著者の意見がこの本が今まで積み上げていたものを相殺している感がある。チョムスキーを読んだときと似ているというか……。2014/05/25

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